第8回 2009年12月7日(月)放送 あらすじ

思い出された約束

 高倉奏(小栗旬)と工藤マルオ(水嶋ヒロ)は、松永由岐(吉高由里子)がついに取り戻した記憶に驚く。それは、由岐自身も同じ。なんと、由岐が記憶を無くしたのは、目の前で恋人が殺されたからだった。その恋人とは、奏が父の敵と追い続ける神野なのだ。しかし、奏は神野の死を受け入れられない。また、奏は神野への想いを探り苦しむ由岐を自分が守ると約束した。
 奏とマルオは由岐が取り戻した記憶を特殊捜査課で報告。マルオは由岐の記憶を信じようとするのだが、奏同様、大友幸三(三浦友和)や舞島ミサ(大塚寧々)らは神野死亡説に疑いを持つ。
 奏、マルオ、堀川経一(勝地涼)が由岐を西岡ゆり(ともさかりえ)の病院へ送る。その途中、奏は神野の居場所を知る男が現れたと連絡を受け、警察署へ戻った。残されたマルオと堀川は、由岐の記憶への悩みを聞いて暗い雰囲気に。マルオが気分を変えようと、自分が気に入っている公園に行こうと誘っていると、由岐が甲斐崎ヒロト(水上剣星)と部下の下山(石川裕一)たちを発見。すると、いきなり甲斐崎たちが撃ってきた。応戦するマルオは、堀川に由岐を連れて先に逃げるよう命令。逃げ出す2人を甲斐崎の部下たちが追う。執拗(しつよう)な追撃に、堀川も応戦を決意。由岐を1人で逃がす。だが、その由岐をマルオから逃げた甲斐崎が見つけて追われることに。
 その頃、奏は鈴江光男(志賀廣太郎)と神野の居場所を知るという男を取り調べていた。だが、男はなかなか居場所を話そうとしない。そこに、由岐から甲斐崎に追われていると電話が入る。奏は、男が自分を警察署に引き止めるために甲斐崎が送り込んだ者だと悟った。奏は、由岐に携帯を切らないようにと指示。発信されるGPSを頼りに、その場所へと急ぐ。
 奏とマルオが合流。由岐は建築現場に身を潜めていた。奏は由岐に落ち合う場所を告げる。そして、2人は由岐を発見。だが、甲斐崎の車が間に割り込み、由岐は連れ去られてしまう。携帯から聞こえる由岐の悲鳴に、奏は焦る。
 由岐のGPS発信が途切れた。その場所には、甲斐崎の車は見当たらない。奏はそれまで通話状態になっていたため、甲斐崎たちの車内での会話を録音していた。捜査課で、聞こえにくい音声を分析。甲斐崎は、由岐を利用して神野を誘き出そうとしていた。だが、肝心の接触場所が途切れ途切れで分からない。それでも、奏たちは音声から予測される場所を何カ所か特定し、捜査を開始する。
 奏とマルオは、空きビルの前に停車する甲斐崎の車を発見。応援を頼んで、由岐の救出に向う。堀川と益子礼二(東幹久)が駆けつけ、ビルに踏み込む。ようやく由岐の姿を発見した時、ハチのバッジをつけた男たちが入ってくる。神野の部下たちだ。奏たちは、対立する2つの組織をけん制しつつ、由岐を救わなければならなくなってしまう。そんな中、甲斐崎たちに連れ去られようとする由岐を目撃した奏は、珍しく判断に迷いが生じてしまって…。

キャスト

スタッフ

■脚本
 福田雄一

■演出
 成田 岳
 石井祐介

■音楽
 Rita-iota

■プロデュース
 鹿内 植

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