第5回 2009年11月16日(月)放送 あらすじ

家出少女の口説き方

 高倉奏(小栗旬)が追う神野の組織の幹部、宮田淳二(高杉亘)が殺害された。奏は、宮田の遺体から濡れた手帳を発見。その時、奏の携帯に工藤マルオ(水嶋ヒロ)から、松永由岐(吉高由里子)がいなくなったと連絡が。アルバイトを終えた由岐は、吉村=甲斐崎ヒロト(水上剣星)と店を出た後、消息不明に。
 由岐たちは、浦田シゲオ(矢崎広)に発見された。堀川経一(勝地涼)は、吉村と飲んでいて、つい飲みすぎたと奏たちに謝る。連絡を怠ったのは、由岐が奏を困らせたいとごねたためだった。
 次の日、奏とマルオは、二日酔いの由岐を連れて西岡ゆり(ともさかりえ)を訪ねる。ゆりは、由岐が思い出した銃をつきつけられた男の記憶を探る。奏とゆりは、銃を突きつけられた男は由岐の恋人の可能性があると意見を一致させた。さらに記憶を思い出させようと焦る奏。そんな奏に、自分を信じて欲しいと怒り、由岐は出て行ってしまう。由岐を追いかけたマルオは、気分を変えさせようとピクニックに誘った。
 特殊捜査課には家出少女の保護依頼が来た。少女の名は松尾玲子(近野成美)。大友幸三(三浦友和)は、本来は少年課の仕事だが玲子の滞在先に問題があるという。玲子が身を寄せるモデル事務所『ヴィンテージ』には、売春斡旋の疑惑があった。玲子の捜索を口実に売春斡旋の確証をつかみ、摘発に持ち込もうというわけだ。また、この事務所には売春の他に麻薬斡旋の疑いもある。神野の組織が関わっている可能性があった。
 奏とマルオが『ヴィンテージ』に行くと、社長の三島(風間トオル)が出迎えた。奏たちが玲子の件を切り出すと、三島は家出少女だとは知らなかったと言い、すぐに引き合わせた。
 玲子を彼女の実家に連れて帰ると、両親とおおもめ。大学進学を望む両親に対して、玲子は芸能界入りを夢見ていた。奏は、事務所の売春斡旋疑惑を話し、玲子を説得。さらに、売春に関することを知っているのではないかと突っ込む奏だが、玲子は知らない様子。帰り道、マルオは奏の女性に対しても無慈悲な捜査をいさめる。
 玲子の恋人らしき男が割れた。『ヴィンテージ』のスカウトマン、安藤友秋(氏家拓朗)。安藤は、渋谷や原宿でティーン相手に麻薬の売買を行っていた。捜査課は安藤の背後に大きな組織の影を感じ、捜査に入る。
 奏は宮田の手帳を手がかりにした別行動を、大友から許される。奏は宮田の弟分、中尾(坂田聡)と接触。中尾は組織から足を洗いたいと、自分や家族の保護を条件に、警察に協力するという。神野の潜伏先は分からなかったが、奏は中尾の話から組織で内部抗争が起きていることや、次回の麻薬取引の情報を得る。
 奏とマルオは安藤の件を三島に話す。すると三島は、安藤が麻薬売買を行っているなら即刻、クビにすると言う。三島は警察への協力を惜しまない。奏たちが事務所を出ようとすると玲子と鉢合わせ。そんな玲子に、三島は両親の許可をもらってくるよう説得。2人が再び玲子を連れて帰ると、奏の携帯に中尾から1時間後に麻薬取引が行われると連絡が。その頃、ようやく姿を現した安藤を益子礼二(東幹久)と鈴江光男(志賀廣太郎)が尾行していた。その安藤が、突然倒れてしまう。
 奏はマルオと麻薬取引の現場へ。奏が現場の異常さに気づいた時、横たわる中尾を発見!!

キャスト

小栗 旬
水嶋ヒロ
吉高由里子
勝地 涼
東 幹久
志賀廣太郎
臼田あさ美
  ○
ともさかりえ
  ○
水上剣星
矢崎 広
川口春奈
吉村卓也
  ○
田中好子(特別出演)
大塚寧々
三浦友和

スタッフ

■脚本
 福田雄一

■演出
 成田 岳
 石井祐介

■音楽
 Rita-iota

■プロデュース
 鹿内 植

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