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<第61回> 「結婚への迷い」
 直也にプロポーズされたものの、瑠璃子は結婚への踏ん切りがつかなかった。そんな瑠璃子に、光一が、素直に幸せを受け入れるべきだ、とアドバイス。瑠璃子は直也と結婚する決心をする。
 気がかりだった種彦も、瑠璃子の結婚を心から喜んでくれる。
 瑠璃子は結婚の承諾を告げるため、直也に会いにいく。あいにく直也は会議中で、瑠璃子はしばらく待つが、突然気分が悪くなり、病院へ駆け込む。
 医師の指示で、瑠璃子は急遽、検査入院をすることになる。
 四日後、瑠璃子は医師から、進行性の胃癌で、今の医学では治療が難しいことを告げられる。

<第62回> 「本当のお母さん」
 瑠璃子は医師から胃癌を告知される。しかも、余命三ヵ月だという。それを知った美奈子も悲しみにくれる。
 瑠璃子が退院。病名のことは誰にも知られないようにする。
 その頃、直也は光一から瑠璃子の気持ちを聞き、幸せを感じていた。直輔も結婚を許してくれる。
 土曜日、直也の誘いで、瑠璃子は優と直也の家へ泊まりにいくことになる。出かける前に、瑠璃子は優に夕子の写真を見せ、この人が優の産みの親だ、と打ち明ける。優は写真から顔をそむけ、瑠璃子の話を否定しようとする。
 瑠璃子は優を直也のもとへ連れて行くと、自分だけ帰る。

<第63回> 「結婚できない理由」
 直也は瑠璃子にプロポーズの返事を聞く。承諾してくれるものと思っていたが、結婚できないと言われ、唖然とする。理由を問い質すと、商売を優先させたいという。直也は納得できない。
 その頃、種彦は美奈子から瑠璃子の病気を知らされ、泣き続けていた。
 瑠璃子は光一に自分の病気を知らせる。
 光一は直也に、瑠璃子のことは諦めてほしい、と告げる。理由を問い詰められるが、今は言えない、と口をつぐむ。
 直也はもう一度瑠璃子と話し合う。瑠璃子は十三年前、駆け落ちをするために落ち合った修善寺の旅館へ行きたいといい、直也もあの場所からスタートをやり直そうとする。

<第64回> 「思い出の修善寺へ」
 瑠璃子と直也は思い出の修善寺の旅館へ行く。瑠璃子はあのときのまま綺麗な躰でいることを告げ、直也と結ばれる。
 翌日、瑠璃子は長方形の包みを直也に渡して、先に帰る。
 帰宅した瑠璃子は美奈子に、直也と結婚してほしいと頼む。
 その頃、直也は瑠璃子から貰った包みを開けて、当惑していた。中には、真珠のネックレスと、別れの手紙が入っていた。
 その夜、直也は瑠璃子の気持ちを確かめにいく。瑠璃子は過去を断ち切って、宮畑と生きていくことを告げ、美奈子と結婚するよう勧める。
 直也は怒って飛び出していく。

<第65回> 「永遠の愛の誓い」
 瑠璃子から結婚を断られた直也は、とても本心とは思えず、混乱する。
 そんな直也に、宮畑が瑠璃子の病気のことを打ち明ける。直也は涙が止まらず、病気のことは知らないふりをする。
 まもなく、瑠璃子の三十八歳の誕生日がくる。直也は優、はま子、直輔と一緒に祝いに駆けつけ、光一もやってくる。
 瑠璃子は感激して、優とダンスを踊りだす。
 が、その途中で、意識を失い、病院へ運ばれる。
 直也はベッドに横たわる瑠璃子に改めて結婚を申し込む。(終)


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