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<第11回> 「秘密のデート」
 徳光の病室で再会した瑠璃子と直也は、はま子の店で近況を話し合う。
 その二人の姿を、むら枝が目撃。勝平に報告するが、勝平は信用しない。
 翌日、瑠璃子が病院へ行くと、直也が待っていた。二人は昨日と同じように、はま子の店でひとときを過ごす。
 瑠璃子が病院へ戻り、直也が店を出ると、美奈子が待ち伏せしていた。直也に関心のある美奈子は、直也と瑠璃子の関係が気になる。
 翌日、瑠璃子が病室へ行くと、勝平が来ていた。徳光が回復に向かっているのを確認した勝平は、もう泊まり込みはやめるよう瑠璃子に命令する。
 そのとき、直也がドアをノックする。

<第12回> 「偽装お見合い」
 徳光の病室で、直也と勝平が鉢合わせしそうになる。キクの機転で事なきを得るが、瑠璃子は心臓が凍りつく。
 翌日から瑠璃子は病院へ行けなくなる。
 その夜、瑠璃子は勝平に襲われ、激しく抵抗。種彦が駆けつけてきてくれたので、貞操を守ることができた。
 その頃、直也は美奈子につきまとわれていた。直也は見合い相手の社長令嬢・玲子を呼び出し、美奈子を追い払う。
 翌日、キクから、徳光の容体が急変した、と連絡が入る。瑠璃子のために、徳光がわざと体を壊したのだ。
 おかげで、瑠璃子は直也に会えるが、美奈子に再び見つかってしまう。

<第13回> 「妻への外出禁止令」
 直也に横恋慕した美奈子が、瑠璃子と直也がホテルに入るのを目撃した、と勝平に嘘の告げ口をする。逆上した勝平は、家から一歩も外に出ないよう瑠璃子に言い渡す。
 勝平は直也に、密会のことを問いただす。直也は否定。結婚を前提に交際している女性がいることを告げる。
 その夜も直也は玲子とデートする。玲子に好感を持っているはま子は、カムフラージュのために玲子と付き合う直也の残酷さを咎める。
 その夜、瑠璃子は勝平の鼾を口実に、一人で寝ることを宣言。別の和室に布団を運び込む。  が、瑠璃子が眠っていると、襖が開いて・・・・・・。

<第14回> 「お母さんを守る!」
 寝室を別にしたものの、瑠璃子は安眠できない。種彦が護衛役をしてくれる。
 種彦の精神科の定期検診の日、瑠璃子は付き添って病院へ行く。そこは徳光と同じ病院で、瑠璃子は徳光の部屋で直也と落ち合う。
 種彦は瑠璃子の結婚式に来ていた直也のことを覚えていて、自分と同じように瑠璃子を愛している直也に好感を持つ。直也も種彦の純真さに心打たれる。
 帰宅した種彦は、直也と会ったことを勝平に話す。怒った勝平は瑠璃子を殴りつける。種彦は勝平に襲いかかり、今度瑠璃子に乱暴したら殺してやる、と憎悪の目で睨みつける。
 一方、直也は勝平に追いつめられ、玲子と無理矢理婚約させられる。

<第15回> 「誕生日のお楽しみ」
 勝平の誕生日の夜、瑠璃子は特別プレゼントとして、プロの女性・朱美を呼び寄せ、勝平の相手をさせようとする。勝平は激怒、暴力で瑠璃子を自分のものにしようとする。
 そこへ、日本刀を抜いた種彦が駆けつけ、瑠璃子を救い出す。勝平は種彦が自分を憎むよう瑠璃子が洗脳したと思い、瑠璃子を非難する。
 その頃、直也は玲子との婚約が抜き差しならないものになり、心ならずも玲子にプロポーズする。うっすらと涙を浮かべて感動する玲子に、直也は良心の呵責を感じる。
 美奈子が直也の婚約を知り、瑠璃子に知らせる。瑠璃子は平静を装いながらも、激しく動揺する。

<第16回> 「憂鬱そうな仲人」
 直也が突然、瑠璃子に会いにくる。玲子との婚約のことで釈明しようとするが、邪魔が入る。
 瑠璃子は勝平から仲人の話をきりだされる。頼まれたのが直也と玲子の結婚だというので、瑠璃子は驚愕。
 翌日、直也は直輔から、仲人のところへ挨拶に行くことを告げられる。玲子もやってきたので、逆らえない。
 連れていかれたところは、荘田家だった。直輔らの策略に怒りがこみあげてくるがどうにもならない。瑠璃子も動揺を隠して、玲子の相手をする。
 翌朝、勝平が、しばらく葉山の別荘で暮らそう、と瑠璃子に言い出す。種彦も一緒に、という条件付で、瑠璃子は承知する。

<第17回> 「目撃されたキス」
 勝平の命令で、種彦は精密検査を受けさせられる。そして、そのまま入院させられる。
 種彦を自分から引き離す勝平の計略に、瑠璃子は激怒。家を飛び出し、徳光のもとへ行く。
 翌日、退院が決まった徳光は、瑠璃子を連れて家へ帰る。
 瑠璃子ははま子の店で、偶然玲子と会う。直也をひたむきに愛する玲子との会話は辛い。また、はま子が直也と玲子の結婚を望んでいるのを知り、瑠璃子は直也への思いをふっきろうとする。
 翌日、瑠璃子は直也に呼び出される。直也に抱きしめられ、抵抗できない瑠璃子。その二人を、玲子と美奈子が目撃する。

<第18回> 「卑劣な夫への抵抗」
 直也と瑠璃子の抱擁を目撃した玲子は、美奈子に口止めをして、自分も知らぬふりをする。
 そして、直也にわがままを言って、式の日取りを早める。
 勝平が種彦を退院させるというので、瑠璃子は荘田の家へ帰る。
 が、それは嘘で、瑠璃子は無理矢理、葉山の別荘へ連れて行かれる。瑠璃子は勝平と口をきかず、夜、眠るときは、徳光が持たせてくれた懐剣をしっかりと抱く。
 別荘に、地元の高校生が二人訪ねてくる。勝平が奨学資金を出している貧しい家庭の子どもたちだった。二人を励ます勝平を見て、瑠璃子は夫の意外な一面に気付く。

<第19回> 「助けを呼ぶ電話」
 瑠璃子と連絡がとれなくなり、直也はうろたえる。美奈子は直也を非難。玲子と一緒に直也と瑠璃子のキスシーンを目撃したことを告げる。
 その夜、結婚式の打ち合わせのためにホテルへ出かけた玲子は、直也に関係を迫る。直也は拒否。玲子は悔し涙にくれる。
 その頃、瑠璃子は勝平から、愛してほしい、と涙ながらに迫られていた。瑠璃子は懐剣を自分の喉に当て、勝平を退ける。
 翌日、瑠璃子は直也に助けを求める。直也は急ぎ、別荘に駆けつけるが、勝平と使用人たちに痛めつけられる。
 自暴自棄になった直也は玲子に、「愛していない」と冷たく告げる。

<第20回> 「地獄のような日々」
 直也は玲子に結婚の意志がないことを告げる。玲子はショックのあまり気を失う。
 どうしても瑠璃子を自分のものにしたい勝平は、ある夜、睡眠剤を飲ませて、意識を失った瑠璃子に襲いかかる。
 翌朝、勝平から話を聞かされた瑠璃子は信じられなかった。直也との約束を守り通すことができなかったことに、さめざめと泣く。
 玲子の父親から破談を言い渡され、直輔は激昂。直也にシンガポール赴任を言い渡す。
 玲子が瑠璃子に会いにくる。破談のことを聞かされ、驚く瑠璃子。玲子に責められた瑠璃子は、直也との結婚を勝平に邪魔されたいきさつを語る。


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