5／2放送　＃05　ゴットリープ・ダイムラー。　『理想の星』

ゴットリープ・ダイムラー。

メルセデス・ベンツの創業者であり、世界で初めて小型エンジンを作り上げたことで、オートバイと4輪自動車の発明者とされている人物。

今日はそんなエンジンを作った男のクルマストーリー。

スリーポインテッドスター。
メルセデス・ベンツの象徴であるこのマーク。その発祥は、創業者・ダイムラーの家族を思う心だった。

ダイムラーが自動車を発明する14年前のこと。

小型エンジン開発で苦しんでいた彼は、仕事先から愛する妻に絵葉書を送る事にした。

ドイツ・シュトゥットガルトの絵はがき。
その自分の家の上に、星を一つ書き入れ、こんな言葉を添えた。

「この星が、いつか私の工場の上に輝いて成功を祝ってくれる。そして私たちと子供たちに幸せを運んでくれるだろう。」

絵はがきに燦然と輝く星。
それは、家族の幸せを思った理想の星。
その星は今もベンツのシンボルとして、光り輝いているのである。

家族に幸せを。ダイムラーの思いは14年後、自動車というカタチとなり、実際に幸せが訪れることになりました。

そして、ダイムラーの発明は、100年以上経った今でも、たくさんの家族に幸せを与えているのです。