4／25放送　＃04　ルドルフ・ディーゼル　『妻の教え』

ルドルフ・ディーゼル。

皆さん、ディーゼルエンジンをご存知ですか？
CO2の排出量が少なく、燃費がよいとして、今、再び注目を集めているのですが、

今日はそんなエンジンを作った男のクルマストーリー。

1893年、ルドルフ・ディーゼルのエンジン開発はとても辛いものだった。

当時勤めていた冷凍機器会社を辞め、エンジン開発に没頭したルドルフ。

しかし、その生活は困難を極めた。

実験を辞めよう。
そう思った時、ルドルフのポケットに妻からの手紙が入っていた。

「辛い時間を過ごされているあなたのことを考えると、私の心は激しく痛みます。
しかし、多くのことはすぐにはうまくいかないものです。やり続ける事が大事なのです。」

翌年、ディーゼルエンジンが初めて単独で動いた時、ルドルフはすぐさま妻の元へ返り、声を上げて泣いたという。

妻の励ましと支え。
それなくして、ディーゼルエンジンの発明は無かったのです。

ちなみに、ディーゼルエンジンという名は、その奥さんが決めたということですって。