4／4放送　＃01　カール・フリードリヒ・ベンツ　『夫婦愛が生んだ発明』

カール・フリードリヒ・ベンツ。
メルセデスベンツの創設者であり、世界で最初に実用的なガソリン動力の自動車発明した人物。

今日はそんな彼にまつわるクルマストーリー。

現在、自動車メーカーの頂点を走り続けるメルセデスベンツ。
その設立の裏には、「夫を信じる妻の愛」が隠されていた。

1886年。
カールが自動車を発明した当初、その有用性に気付く者は誰一人としていなかった。
そんな中、カールの妻ベルタは、夫の発明品が役に立つということを証明する為に、あるアイデアを実践した。
夫に内緒でベンツ3号機に乗って、マンハイムから生まれ故郷のプフォルツハイムまでの106キロを旅したのである。
舗装されていない道路にもかかわらず、馬車の倍のスピードで到着したベルタ。
その偉業は、人々に賞賛され、以後、カールの発明は広く知られることになった。

夫の才能を信じた妻の行動。
それが現在のメルセデスベンツの発展につながっていたのですね。

ところでこの旅で、ベルタが「世界初の女性ドライバー」となったことは言うまでもありません。
それでは…。