第8回 2011年3月1日(火)放送 あらすじ

5歳の完全犯罪

 沙希(仲間由紀恵)は自分が慎二(渡部篤郎)の浮気相手だと明かし、微笑みさえ浮かべながら去っていった。沙希の裏切りと、それ以上に自分を傷つけて楽しむかのような態度にがく然とする絵里子(檀れい)。

 やがて何かに突き動かされるように立ち上がった絵里子は、沙希の家に向かい「出て来て、話があるの!」と呼びかける。だが応答はない。そんな沙希を非難するように、なおもドアを叩き続ける絵里子の姿を、偶然通りがかった和史(森山栄治)が驚きのあまりポカンと見ていた。

 家に戻った絵里子は慎二の携帯電話に連絡するが、留守番電話のアナウンスが虚しく流れるばかり。いてもたってもいられず、慎二の会社に電話をかけて呼び出そうとするが、応対した亜美(藤井美菜)はわざと取り次がず、電話を切ってしまう。絶望感に襲われる絵里子。

 まもなく、携帯電話の着信に気づいた慎二が絵里子に電話をかけてきた。思いつめた様子で「沙希さんだったのね」とつぶやく絵里子の声に、何も答えることができない慎二。夫の裏切りを確信した絵里子は、荷物をまとめ、駿(青山和也)を連れて家を飛び出した。

 絵里子がすべてを知ったことにうろたえた慎二は慌てて自宅に帰ろうとするが、大事な取引先への接待を命じられ、足止めを食う。しかしその夜、上司からアメリカに新設する子会社へ赴任しないかとの打診が。家族を連れて日本を離れ、すべてをやり直すチャンスだと考える慎二。

 一方、翌朝、沙希は何食わぬ顔で真由美(三浦理恵子)の店を訪れ、絵里子と駿が家を出たきり戻らないと相談をもちかける。さらに、駿の泣き声が毎晩のように聞こえており、絵里子が駿を虐待しているのでは、と不安がってみせ、絵里子の行きそうな実家の場所を聞き出して…。

キャスト

スタッフ

■脚本
 神山由美子

■演出
 今井和久
 小松隆志
 星野和成

■プロデュース
 豊福陽子(関西テレビ)
 遠田孝一(MMJ)
 浅井千瑞(MMJ)

■音楽
 池 頼広

■制作
 関西テレビ放送
 メディアミックス・ジャパン(MMJ)

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