第8回 2010年3月2日(火)放送 あらすじ

好きだ!

 片岡(金子昇)のもとから鳴海(深田恭子)を連れ出した健一郎(佐藤隆太)は「父親になるなら、お前と子どもを愛している男じゃなきゃダメだ!」と息巻くが、鳴海は勝手なことをするなと憤慨。「俺がなんとかする」となおも世話を焼こうとする健一郎に「好きでもないくせに構わないでよ!」と言い放って去って行く。

 翌日、鳴海の父親問題が解決したから祝杯をあげようと誘ってくる熊沢(田中圭)を遮り、「今夜、はっきりさせる」と告げる健一郎。一方、佳乃(貫地谷しほり)は鳴海を呼び出し、今度こそ健一郎を自分のもとに返してくれるようくぎを刺すが、資産家と結婚することになったはずの鳴海がなぜか出産費用に困っているらしい様子を見て不審を抱く。そのとき健一郎から電話が入り、「話したいことがある」と言われ、不安に襲われる。

 その夜、佳乃と会った健一郎は、悪い予感を打ち消すかのようにしゃべり続ける佳乃を制し、「俺、鳴海が好きだ」と打ち明ける。佳乃はいつも自分の味方になって励ましてくれたが、真逆な性格の鳴海とはケンカばかり。だが、厳しい鳴海の言葉に今の自分はこれでいいのかと考えさせられるうち、気がつけば鳴海に惹かれていたというのだ。

 鳴海を助けてやりたいという健一郎の告白にショックを受け、涙をこぼす佳乃。そんな2人を熊沢が見つけ、事情を知って激怒。「お前、佳乃ちゃんを幸せにするって言ったろ!」と健一郎に殴りかかる。深夜、帰宅した健一郎は「自分が一番人を傷つけてる」と美奈(宇野実彩子)に苦しい胸の内を漏らす。

 明くる朝、突然アパートを訪ねて来た健一郎に「ゆうべ、佳乃に謝った」と告げられた鳴海はすべてを察して佳乃が勤める「アーニャ」へ。謝ろうとする鳴海に対し、平静を装おうと強がる佳乃は「うまくいくのかな。あなたとケンちゃん、違いすぎるよ」と告げる。

 その日、昼休みに鳴海を呼び出した健一郎は、「海に行きたい」という鳴海のわがままを聞き入れ、まだ肌寒い海岸へ。「俺は、お前が好きだ!」と思いを伝え、「俺がお前の子どもの父親になるからな」と宣言する。照れ隠しのように駆け出す健一郎に思わず苦笑する鳴海。だが、ふと頭をよぎった「あなたとケンちゃん、違いすぎる」という佳乃の言葉に笑みが消え…。

キャスト

スタッフ

■脚本
 尾崎将也

■プロデューサー
 吉條英希(関西テレビ)
 浅井千瑞(MMJ)

■演出
 三宅喜重

■音楽
 澤野弘之
 和田貴史

■制作
 関西テレビ放送
 MMJ

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