あらすじ
<第41回> <第42回> <第43回> <第44回> <第45回> <第46回> <第47回> <第48回> <第49回> <第50回>

<第41回>「自由奔放父の失敗」
 逆境にある杏子を見捨てておけない友子は、杏子の事務所を手伝っていくことに決める。
 が、すっかり無気力になった杏子は、せっかくのポスター撮りの仕事をすっぽかしてしまう。
 友子の苦労を見かねて、孝枝が千乃との共演ドラマの仕事を紹介する。杏子は引き受けるといい、友子はほっとするが、ギャラなどの条件は格段に悪かった。
 そんな折、裕次郎が先物取り引きで大損し、莫大な借金を背負う。祖父の代から続いた骨董美術の店は絶対に潰さないと裕次郎はいうが、店はすでに銀行の抵当に入っていた。
 その上、たちの悪い取り立て屋に、裕次郎は脅迫されていた。

<第42回>「否定された演技」
 千乃との共演ドラマのリハーサルが始まる。千乃は遅れてきた上に、杏子の演技にクレームをつける。動揺した杏子はセリフが言えなくなり、みじめな思いを味わう。
 その日、借金の取り立て屋が、杏子のマンションにまで押しかけてくる。
 翌日、友子に励まされて気をとり直した杏子は、張りきってリハーサルに臨む。
 が、千乃の杏子を見下したような態度に、友子が憤慨。千乃は気分を悪くして帰ってしまう。
 それがきっかけで、杏子は役からはずされる。
 杏子は裕次郎に金銭的援助を申し出るが、断られる。
 そんな裕次郎が、突然交通事故死。自殺の可能性もあるという。

<第43回>「亡き父からの手紙」
 朝子が亡くなって3ヵ月後の命日、裕次郎が交通事故で帰らぬ人となる。裕次郎が掛けていた生命保険金で、借金を全て返済する。
 喧嘩別れした牛場から、突然杏子に電話があり、舞台で再出発してみないかと切り出してくる。もう一度自分を試してみる気になった杏子は、友子を孝枝に預け、牛場の劇団へ行く。
 牛場のレッスンは、予想通り厳しかった。
 が、杏子は持ち前の負けん気でついていく。 間もなく、牛場は杏子を想定して舞台の脚本を書いたことを打ち明け、その本の主役を紹介する。
 現れた人物を見て、杏子はあっと息を飲む。竜介だった・・・。

<第44回>「余命あと3ヵ月・・・」
 杏子は芝居の相手役が竜介と知り、驚くが、意外にも離婚の時のどろどろした感情は全く消えていた。台本も面白く、杏子は熱心に稽古に励む。
 牛場が劇場をおさえる金に困っているのを知った竜介は、孝枝から500万円借り、牛場に差し出す。竜介もこの芝居にかけていた。
 そんな時、杏子は芝居の宣伝のため、ライバルのかすみとの対談番組に出演する。
 が、かすみに主導権を取られ、舞台の話はほとんどできなかった。
 そんな杏子を、牛場は激しくなじる。杏子は牛場と喧嘩別れするが、すぐに考え直して、劇団に戻る。
 牛場が余命3ヵ月だと打ち明ける。

<第45回>「命を賭けた舞台」
 芝居の成功に命をかけていた牛場が、志半ばにして息をひきとる。杏子も竜介も心にぽっかり穴があいたようで、何をする気にもなれない。
 友子はそんな2人を励まし、牛場の追悼公演をするように促す。
 竜介は劇団のベテラン俳優に呼びかけ、自らの演出で芝居の稽古を再開する。
 が、演出が初めてで、後輩の竜介に対して、ベテランたちの反発は強い。
 杏子は竜介に自信をつけさせるために、2人で演出プランを徹底的に練り直す。
 友子はマネージャーとして、千乃のわがままに手を焼いていた。
 親代わりになってくれた友子の兄・勇が見合いをし、結婚が決まる。

<第46回>「追悼公演への夢」
 芝居の成功に命をかけていた牛場が、志半ばにして息をひきとる。杏子も竜介も心にぽっかり穴があいたようで、何をする気にもなれない。
 友子はそんな2人を励まし、牛場の追悼公演をするように促す。
 竜介は劇団のベテラン俳優に呼びかけ、自らの演出で芝居の稽古を再開する。
 が、演出が初めてで、後輩の竜介に対して、ベテランたちの反発は強い。
 杏子は竜介に自信をつけさせるために、2人で演出プランを徹底的に練り直す。
 友子はマネージャーとして、千乃のわがままに手を焼いていた。 親代わりになってくれた友子の兄・勇が見合いをし、結婚が決まる。

<第47回>「去っていった仲間」
 牛場の追悼公演の稽古が始まって2週間後、ベテランの1人・久米が去っていく。苦悩する竜介を、あたたかく励ます杏子。  公演の宣伝をするため、杏子は自らテレビ司会者の百合を訪ね、番組に飛び入りさせてもらう。
 竜介も精力的にチケットを売りさばく。
 2人は公演の準備のため杏子のマンションで徹夜することもあった。
 事務所に泊まり込みの続く竜介を心配して、妻のみゆきが様子を見に来る。
 が、芝居のことで頭が一杯の竜介は、みゆきに対して冷たい。 その夜、竜介は杏子のマンションで酔いつぶれて眠ってしまう。そこへ、みゆきが訪ねてくる。

<第48回>「鳴りやまない拍手」
 みゆきが杏子と竜介の仲を誤解して、杏子のマンションへ乗り込んでくる。逆上したみゆきは包丁まで持ち出すが、杏子に説得され自分の邪推を反省する。
 劇団では、竜介が客演を呼んだことで、劇団員たちから不満の声があがる。杏子は皆の心を一つにするために、追悼公演の意味を必死に訴える。
 千乃が共演者のかすみとトラブルを起こす。主役の千乃に降りられたら困るので、スタッフたちは腫物に触るような扱い。ますます増長する千乃に、友子はうんざり。
 ついに、牛場空追悼公演の幕が開く。五日間の公演には大勢の観客がつめかけ舞台は好評のうちに幕を閉じる。

<第49回> 「完全燃焼の後で・・・」
 追悼公演が終わってまもなく、杏子に連ドラの主役の話が持ちあがる。孝枝は喜んで杏子に知らせようとするが、杏子と全く連絡が取れない。
 ヘヤーメイクの吉野の話によると、杏子は自分を見つめ直すため、吉野の実家の長野の寺にこもっているという。  友子はその寺に電話するが、杏子は、こちらから電話するまで連絡しないよう一方的に電話を切る。
 千乃が孝枝に無断で、独立を考える。それを知った孝枝は、独立は絶対に認めないと、怒りをあらわにする。友子は千乃から、自分についてくるよう誘われるが、不愉快になる。
 孝枝が杏子に会いに寺へ向かう。

<第50回>「平気で裏切る人たち」
 孝枝は寺にいる杏子を訪ね、連ドラの主役の話をきりだす。
 が、自分の存在価値がわからなくなった杏子は、にべもなく断る。孝枝は激怒し、絶交を言い渡す。
 千乃の父が独立について孝枝に話しにくる。孝枝が反対すると、弁護士と相談するという。
 友子は千乃の付き人を辞める。
 竜介が孝枝の事務所を辞めたいと言いだす。劇団の演出の方に重点を置きたいと。裏切られた思いの孝枝は、ヒステリーを起こす。
 事務所を守るために、孝枝はドラマの仕事をかすみに回し、かすみを引き抜こうとする。孝枝の非情さに憤った友子は、事務所を辞める。


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