あらすじ
<第31回> <第32回> <第33回> <第34回> <第35回> <第36回> <第37回> <第38回> <第39回> <第40回>

<第31回>「空虚な夫婦生活」
 杏子と譲二のキスシーンを目撃した友子は、杏子に軽率な行動を慎むよう忠告。竜介とうまくやっていくよう訴える。
 孝枝の命令により、竜介はホテル住まいをやめて、家に戻る。杏子は夕食を作って竜介を迎えるが、二人の間のぎくしゃくした雰囲気は変わらない。
 そんな折、杏子はドラマのロケで、五日間の予定で鹿児島へ出発する。
 竜介はドラマの収録が完了。杏子に気兼なく愛を誘うが、心変わりした愛に、あっさりふられる。
 ドラマの撮影中、監督の米原が、台本にないヌードを突然、杏子に要求する。杏子は怒って、演技を拒否。譲二をただちに鹿児島へ呼び寄せる。

<第32回>「修羅場の果てに・・・」
 ロケ先でのヌード騒動は譲二の手腕によって、スタントを使うことで一件落着する。杏子の譲二への信頼感はますます強くなる。
 その頃、竜介はスタイリストのみゆきに心ひかれ、深い関係になる。
 友子が介護福祉士の試験の前夜、肺炎を起こし、試験を受けられなくなる。悔し涙を流す友子を、慰める勇。  杏子の留守に、竜介がみゆきを部屋に呼ぶ。
 そこへ、予定を一日早くくりあげて、杏子が譲二と帰ってくる。
 みゆきの姿を見た杏子は逆上。竜介は、みゆきとは遊びではないと言い、譲二の止めるのもふりきって、部屋を出ていく。泣きくずれる杏子。

<第33回>「離婚とプライド」
 家を出た竜介は、離婚について孝枝に相談。孝枝は竜介の気持ちを杏子に伝える。 「離婚はしない」と、杏子は主張。きちんと筋を通して、謝りにくるのがまず先と、憤る。
 友子は再び、朝子のヘルパーになる。朝子に頼まれて、友子は杏子の様子を見にいく。
 すると、新しく杏子の担当になった譲二がマンションにあがりこんでいて、馴々しい態度をとっていた。友子は譲二のことが好きになれない。
 まもなく、竜介が杏子のところに謝りにくる。離婚をきりだす竜介に、杏子は条件としてみゆきと別れることを主張する。狼狽する竜介・・・・・・。

<第34回>「こじれる離婚問題」
 みゆきが杏子のところに謝りにいく。  が、それが裏目に出て、離婚問題はますますこじれる。
 竜介は杏子の両親に相談する。朝子は竜介の身勝手さを非難。裕次郎も杏子のことが不憫になる。
 譲二がスナックのママ・加代や、孝枝に借金を申し込む。別居中の妻との離婚が決まり、慰謝料が必要だという。  それを知った杏子は、なぜ自分に相談してくれないのかと、譲二に文句をいう。譲二は杏子に心配をかけたくなかったといい、秘めていた杏子への愛を告白する。
 その夜、竜介が洋服を取りにマンションへ行くと、ベッドの中に杏子と譲二がいた。

<第35回>「危険なパートナー」
 杏子と譲二の関係を知った孝枝は、杏子を不道徳だと非難。杏子は悪びれた様子もなく、譲二と結婚するかもしれないと告げる。
 譲二は杏子に独立を勧める。杏子は譲二のために、慰謝料を立て替える。
 譲二は孝枝に、杏子と個人事務所を作ることを宣言。孝枝は譲二をクビにする。
 そして、杏子との契約を打ち切る。
 友子は杏子から、新しい事務所を手伝ってほしいと頼まれる。
 が、譲二を信用できない友子は、断る。
 まもなく、杏子は個人事務所を設立。離婚の噂が広がり、CMの仕事がキャンセルになる。
 譲二に、別居中の妻から緊急電話がかかってくる。

<第36回>「笑顔の離婚会見」
 譲二の子どもが熱性ケイレンを起こし、別居中の妻から電話がかかってくる。譲二は一瞬、狼狽するが、家族に会いにいこうとはしなかった。
 孝枝の仲介によって、杏子と竜介は離婚に向けて、最後の話し合いをする。
 まもなく、二人は別べつに記者会見をして、離婚を発表する。
 それをテレビで見た朝子は、深く心を痛める。
 譲二の勧めにより、杏子はテレビのバラエティ番組に出演する。
 が、皆の笑い者にされ、途中で帰ると怒りだす。
 杏子のわがままに手を焼いた譲二は、別れると言いだす。譲二しか頼る術のない杏子は、どんな仕事でもすると、譲二にすがりつく。

<第37回>「気の進まない仕事」
 独立に再起をかけた杏子だったが、譲二が取ってくる仕事は地方のイベントや着物のお見立て会などで、杏子は嫌気がさしてくる。
 それに、譲二の離婚問題もなかなか片が付かなかった。  一方、竜介は映画の初出演が決まる。そして、近々子どもが生まれるという。
 そんなとき、杏子は譲二に頼まれて、杏子のファンだという実業家・佐々木と食事をする。映画監督になりたかったという佐々木はプロデューサーとして、杏子主演の映画を作りたいという。
 そして、杏子を一晩自由にしてもいいという意味で譲二に二百万円払ったと。
 体調のすぐれなかった朝子が、倒れる。

<第38回>「ヌード写真集報道」
 杏子はファンの佐々木から関係を迫られるが、譲二が駆けつけ、佐々木から受け取った金を叩き返す。譲二に裏切られたと思っていた杏子は、誤解だと知り、安心する。
 朝子が腎不全で入院。できるだけ朝子の傍についていてやりたい杏子は、仕事をセーブする。裕次郎は足を怪我したといって見舞いに来なかった。
 そんな折、杏子がヘアヌード写真集を出すという噂がマスコミに流れる。有名写真家・荒巻の指名だというので、杏子は朝子の看病を理由に断りに行く。
 実は、この企画は譲二の方から荒巻に持ちかけたものだった。荒巻に懇願され杏子は写真集の仕事を引き受ける。

<第39回>「別れた夫の思いやり」
 友子は杏子からマンションの合鍵を預かっていたが、譲二がそのことでクレームをつける。友子はマンションに届いたファックスから杏子の写真集のギャラが3000万円だと知る。
 ヌード写真集の話に心を痛めた竜介は、自分が杏子に3000万円支払いたいと言いだす。杏子はきっぱりと断り、ギャラは1000万円だと訂正する。
 友子は譲二に不信感を募らせる。
 そんな時、譲二がギャラのことで出版社ともめ、写真集の話が暗礁に乗りあげる。
 友子は譲二の行動に目を光らせ、ホテルのバーで、譲二が見知らぬ女と深刻そうに話し合っているのを目撃する。

<第40回>「美しく哀しい別れ」
 譲二がこっそり妻の由紀江と会っているのを友子が目撃。譲二の正体を知らせるため、杏子に由紀江をひき会わせる。
 由紀江の口から、譲二が写真集の出演料を流用しようとした上、出版社ともめ仕事がキャンセルになったことを告げられ、愕然とする杏子。
 譲二の弁解を一切受けつけず、杏子は譲二ときっぱり別れる。
 入院中の朝子の容態が急変。杏子や友子に見守られながら、静かに息をひきとる。
 失意のどん底の杏子に、孝枝がうちの事務所に戻ってこないかと声をかける。
 が、杏子は断る。
 友子はそんな杏子の傍にずっといようと決心する。


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