Dr.コトー診療所
#8 救えない命
本土での研修を終え、戻ってきた和田(筧利夫)が島へと戻る船の上で素敵な女性と運命的な出会いをした、と喜色満面で皆に話している。彩佳(柴咲コウ)はもちろん若い漁師たちはどこか半信半疑。ただコトー(吉岡秀隆)だけは、それはよかったと素直に喜んでくれる。しかし、突然診療所にやってきたその女性を見たコトーは目を疑う。なんとそれは、原沢咲(石田ゆり子)だったのだ。咲のことは瞬く間に、島の人達の間に広まった。重雄(泉谷しげる)は、結婚して島で開業するか、はたまた東京に帰るのか、などと原(時任三郎)や茉莉子(大塚寧々)に吹聴する始末である。
その頃、コトーは咲から島に来た本当の理由を聞かされていた。海外赴任することになった同僚から、一緒に来て欲しいと誘われたものの、一人では決断できずにこうしてやって来たのだと言う。だが、コトーにもその答えは出せそうにない。
その時、一夫(納谷真大)が父・明夫(今福將雄)の容体がおかしいと診療所に駆け込んで来た。コトーは明夫のことは以前から気になっており、すぐに往診に向かう。そしてその後の検査で、コトーは明夫がガンだと診断。一夫と妻の道子(森上千絵)に本土での検査、手術を進めた。 だが、その直後コトーは、星野(小林薫)を通じ、明夫が見知らぬ医師よりコトーに執刀して欲しいと望んでいることを聞かされ、気持ちを汲みたいと診療所でのオペを決意。咲にも助手をして欲しいと頼んだ。しかし、咲はこの決断に反対だった。コトーに負担がかかるのはもちろん、島の医療はコトーの自己犠牲の上に成り立っているとしか思えないからだ。彩佳と咲は真っ向から対立することになってしまう。
そして数日後。コトーは明夫の願いを叶え、そして皆の期待を背負いながら診療所でのオペを開始するのだが...。
その頃、コトーは咲から島に来た本当の理由を聞かされていた。海外赴任することになった同僚から、一緒に来て欲しいと誘われたものの、一人では決断できずにこうしてやって来たのだと言う。だが、コトーにもその答えは出せそうにない。
その時、一夫(納谷真大)が父・明夫(今福將雄)の容体がおかしいと診療所に駆け込んで来た。コトーは明夫のことは以前から気になっており、すぐに往診に向かう。そしてその後の検査で、コトーは明夫がガンだと診断。一夫と妻の道子(森上千絵)に本土での検査、手術を進めた。 だが、その直後コトーは、星野(小林薫)を通じ、明夫が見知らぬ医師よりコトーに執刀して欲しいと望んでいることを聞かされ、気持ちを汲みたいと診療所でのオペを決意。咲にも助手をして欲しいと頼んだ。しかし、咲はこの決断に反対だった。コトーに負担がかかるのはもちろん、島の医療はコトーの自己犠牲の上に成り立っているとしか思えないからだ。彩佳と咲は真っ向から対立することになってしまう。
そして数日後。コトーは明夫の願いを叶え、そして皆の期待を背負いながら診療所でのオペを開始するのだが...。