第4回 2003年7月24日(木)放送 あらすじ

#4 病気を診るな、人を診ろ

 その日、患者たちが順番を待つコトー(吉岡秀隆)の診療所に見慣れぬ女性がやってきた。土足でずかずかと進む女性は、慌てて制する和田(筧利夫)の注意も聞かず、コトーの前に行くと、東京で噂を聞いてここにやってきたこと、そして自分は咲(石田ゆり子)の後輩の芦田ゆき(木村佳乃)であることを告げた。彩佳(柴咲コウ)は何の前触れもなく現れ、往診の車にちゃっかり便乗するような都会の女・ゆきの存在をこころよく思わず、またそれを許すコトーにも少し腹を立てた。
 その頃、港では星野(小林薫)に漁労長の安藤(泉谷しげる)ら島の人々が総出で代議士・芦田雄一郎(竜雷太)を迎えていた。同行している秘書の純一(井澤健)はこの島の出身。“故郷に錦”の純一はみんなの暖かい歓迎を受けると、母・広子(白川和子)に会わせるために芦田を実家に連れて行った。だが、予定を早々に済ませ一刻も早く島を離れたい芦田は、足が悪くようやく姿を現した広子の挨拶もろくに受けず、純一にさっさと車を出すよう命じた。
 仕方なく車をバックさせようとした純一だったが、バックミラーに広子の姿が現れそれを避けようと家の前に立てかけてあった材木に接触。広子は倒れてきた材木を避けきれず転倒し足を負傷してしまう。純一はすぐに広子のもとに駆け寄るが、何でもないと言う言葉を聞いて、また芦田にも促されその場を去らざるを得なかった。
 純一が芦田と共に向かった旅館で、集まっていた島の人々に対し、島に巨大なゴミ処理場を作り、100億もの収益を上げるというビックプランが披露された。しかし、島民はこれには一斉に反発。怒った芦田は純一に明日の講演会までに島の人々を納得させる原稿を書き上げるよう命じた。広子のことが気になる純一だが、なかなか実家へ様子を見に行くことが出来ない。
 そして翌朝、ようやく駆け付けた実家で純一は足が丸太のように腫れあがって苦しむ広子を発見。コトーの診療所へと運びこむのだが…。

キャスト

五島健助 (33)… 吉岡秀隆
星野彩佳 (25)… 柴咲コウ
原 剛利 (42)… 時任三郎
西山茉莉子(33)… 大塚寧々
   〇
内 つる子(85)… 千石規子
安藤重雄 (55)… 泉谷しげる
和田一範 (38)… 筧 利夫
   〇
星野正一 (55)… 小林 薫

スタッフ

■脚本
  吉田紀子
■原作
  『Dr.コトー診療所』
  山田貴敏著
  小学館「週刊ヤングサンデー」連載中
  (c)2003 山田貴敏/小学館
■企画
  杉尾敦弘
■プロデュース
  土屋 健
■演出
  小林和宏
■制作著作
  フジテレビ

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