第7回 2003年8月14日(木)放送 あらすじ

#7 巣立ち

 コトー(吉岡秀隆)の懸命の治療により元気を取り戻した茉莉子(大塚寧々)の息子・竜一(神木隆之介)は、しばらく島にとどまることになった。本人が島にいたいと言ったと診療所で彩佳(柴咲コウ)と和田(筧利夫)に嬉しそうに話す茉莉子。そこへ重雄(泉谷しげる)がたくさんの魚を持ってやって来て皆で分けて食べるようにと言う。
 一体何があったのかといぶかる彩佳だったが、重雄は定期便の着く船着き場へと出て行ってしまった。実はこの日、東京で働いている重雄の一人娘のリカ(伊藤歩)が久し振りに戻ってくることになっていたのだ。嬉しさを隠しきれない重雄。だが、その期待に溢れた表情は船から姿を現したリカを見て一変してしまう。なんと彼女は妊娠していたのだった。ショックを受けた重雄は診療所にリカを引っ張っていき、絶対に産むことを認めないと言い渡す。すでに臨月だと言い聞かせるコトーに対して見当はずれの逆上まで始める始末。
 早くも島の人々の噂となる中、唯一島に残ってる同級生の彩佳はリカのことを思い、重雄にきちんと事情を話してから産むことを進める。しかしリカはその言葉すらも素直に聞くことが出来ないのだった。
 数日後、リカはようやく重雄にお腹の子の父親である古川徹(柏原収史)のことを打ち明けた。音楽という夢を追いかけており、中途半端な状態では重雄には挨拶に行けないと話しており、今は口論の末行方が知れないのだと言う。同席した星野(小林薫)と茉莉子も許してやるようにと言うのだが、どうしても認められない重雄は、再びリカと言い合いになり家を出て行ってしまう。だがその時、突然リカが産気づいた。台風が接近し次第に暴風雨が激しさを増す中、コトーとつる子は…。

キャスト

五島健助 (33)… 吉岡秀隆
星野彩佳 (25)… 柴咲コウ
原 剛利 (42)… 時任三郎
西山茉莉子(33)… 大塚寧々
   〇
内 つる子(85)… 千石規子
安藤重雄 (55)… 泉谷しげる
和田一範 (38)… 筧 利夫
   〇
星野正一 (55)… 小林 薫

スタッフ

■脚本
  吉田紀子
■原作
  『Dr.コトー診療所』
  山田貴敏著
  小学館「週刊ヤングサンデー」連載中
  (c)2003 山田貴敏/小学館
■企画
  杉尾敦弘
■プロデュース
  土屋 健
■演出
  中江 功
■制作著作
  フジテレビ

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