癒し屋キリコの約束
「あたし、人を殺しちゃったの……」自身への殺害予告ともとれる脅迫状が届いた日の夜、キリコ(遼河はるひ)はカッキー(前田亜季)に、セラピストとして働いていた当時のある出来事について、そう語り始める。
女子刑務所に赴任して3年目を迎えたキリコは、受刑者となって入所してきた女子高時代の親友・ナミ(中村綾)と再会する。ナミは女子高卒業時、ピアニストを目指し海外の有名音楽大学に進学していった。キリコがナミに関して知っていたのはそこまでだった。
いったいナミに何があったのか…。キリコは診察の過程でナミがその後歩んできた苦難の過去を目の当たりにするが、それは現在進行形でもあった。ナミは自分が殺めてしまった同棲相手との子を妊娠していたのだ。キリコは産みたくないと言うナミを「赤ん坊には罪はない。生きていく強い味方になってくれるから」と励ます。ところがその励ましが逆に、キリコ自身を苦しめることに…。
女子刑務所に赴任して3年目を迎えたキリコは、受刑者となって入所してきた女子高時代の親友・ナミ(中村綾)と再会する。ナミは女子高卒業時、ピアニストを目指し海外の有名音楽大学に進学していった。キリコがナミに関して知っていたのはそこまでだった。
いったいナミに何があったのか…。キリコは診察の過程でナミがその後歩んできた苦難の過去を目の当たりにするが、それは現在進行形でもあった。ナミは自分が殺めてしまった同棲相手との子を妊娠していたのだ。キリコは産みたくないと言うナミを「赤ん坊には罪はない。生きていく強い味方になってくれるから」と励ます。ところがその励ましが逆に、キリコ自身を苦しめることに…。