第6回 2007年2月15日(木)放送 あらすじ

 田原一平(二宮和也)は、唐沢ナオミ(黒木メイサ)と再会できたことの喜びと、小宮竜次(梅宮辰夫)が板前を辞めるらしいという噂を聞いた衝撃で奇妙な夢にうなされる。目を覚ますと部屋のドアをノックする音が聞こえた。時計を見るとまだ夜中の3時前だ。訪ねて来たのは仲居の松子(高橋史子)で、昨晩の竜次が板前を引退する話は自分の勘違いだったから絶対に口外しないようにと念を押して帰っていく。
 忘年会シーズンをむかえいつもに増して忙しい「坂下」。修行のため坂下エリ(福田沙紀)が夜だけ仲居として働き始めた以外は何も変わらない板場の様子に安心する一平。そんなある日、一平は坂下律子(岸本加世子)から帳場に呼ばれる。坂下夢子(八千草薫)の家出の一件で律子に怒鳴られたこともあり緊張する一平だが、律子は新しいアパートを時間があるときに見てくるように話し、怒鳴ったことを謝った。
 そんな折、一平に夢子から呼び出しのメールが届く。待ち合わせの喫茶店へ行くと巣鴨帰りの夢子がガモカジファッションで待っていた。家出の件で迷惑をかけたことを謝りつつも、一平が夢子の部屋に忍び込んでから見つかるまでの様子を興味津々で聞く夢子。そして突然12月24日に行われる第九のコンサートチケットを2枚差し出した。興味がないと断りかけた一平だが、ナオミのことを誘う口実を探していたことを思い出しもらうことに。しかし夢子から「エリを誘ってあげて」と言われてしまい…。
 その夜、閉店後に板場へ来た律子は仲居頭の澄子(森上千絵)を呼ぶ。料理に使用した魯山人の皿が欠けていたとお客から注意を受けたことを「恥をかいた」とすごい剣幕で怒り出す律子は、澄子に帳場に来るように言い渡して去る。律子と入れ替わりに入ってきた夢子が優しくフォローするが、一平が帰るまで澄子は帳場から戻ってこなかった。
 翌日の昼休み。あれから連絡のこないナオミのことが気になっていた一平はナオミの勤めるケーキ屋に足を運ぶ。一平がガラス張りの工房の中で仕事に打ち込むナオミを見つけ見とれていると目の前に突然エリが現われた。エリは一緒にいた友達を中川時夫(横山裕)に紹介するつもりだと言う。24日のコンサート帰りにWデートをしようとエリが一方的に盛り上がる中、一平の携帯電話に着信が…。なんとナオミからの電話だった。
 後日、その日が田原雪乃(高島礼子)の誕生日だと思い出した一平は雪乃をフランス料理店へ誘う。ナオミとのデートを考えて予行練習のつもりだ。しかし、そこで雪乃から「坂下」に様々な動きがあることを聞き…。

キャスト

田原一平 … 二宮和也

田原雪乃 … 高島礼子

中川時夫 … 横山 裕
唐沢ナオミ … 黒木メイサ
坂下エリ … 福田沙紀

澄子 … 森上千絵
松子 … 高橋史子
しのぶ … 黒瀬友美
玉子 … 森囿麻衣子
ルオー … 久保隆徳
     *
小宮竜次 … 梅宮辰夫
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坂下 保  … 高橋克実

坂下律子 … 岸本加世子

坂下夢子 … 八千草 薫

スタッフ

■脚本
 倉本 聰

■演出
 宮本理江子

■制作総指揮
 中村敏夫(フジクリエイティブコーポレーション)

■プロデュース
 若松央樹
 浅野澄美

■音楽
 森山良子
 島 健

■制作
 フジテレビ
 フジクリエイティブコーポレーション

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