千鶴子が百合と暮らし始めた翌日、省吾が店に来る。店の権利書を千鶴子に差し出した省吾は、しのぶを愛人にすることを告げる。
　驚いた千鶴子はしのぶの元へ駆けつけ、愛人契約を破棄するよう説得する。が、しのぶの決意は変わらない。
　逆上した千鶴子は省吾に包丁を突きつけ、しのぶから手を引くよう迫る。
　その光景を百合が目撃。ショックを受けた百合は記憶を取り戻し、居たたまれずに姿を消す。
　しのぶと千鶴子は百合を探しに伊豆へ向かう。すると、断崖近くに百合のリングが落ちていた。
　二人は荒れ果てて廃屋のようになっている水島家の前に立つ。