第11回 2006年6月27日(火)放送 あらすじ

大空へ!!旅立ちの時

 洋子(上戸彩)は、翔太(錦戸亮)に恋をしていた弥生(相武紗季)が、自分の思いを彼に告白した場面を偶然目撃する。洋子は、弥生の思いを知って以来、積極的に彼女のことを応援してきたが、何故か胸の奥が痛むような、複雑な気持ちになっていた。
 あくる朝、洋子が目覚めると、部屋の奥で物音がした。旅に出る、と言ってずっと帰ってこなかった同居人の智枝美(山崎静代)が突然戻ってきたのだ。ところが智枝美は、留守中に岡場五郎(山里亮太)という不審な男が訪ねてきたことを洋子から教えられると、顔色を変えて部屋を飛び出してしまう。
 出社した洋子は、弥生と同じ便で最後のOJT(=On the Job Training:実際に飛行機に乗務しながら行う訓練)を受けることになっていた。洋子たちがブリーフィングの準備を進めていると、そこにキャビンアテンダントの制服を身に着けた三神(真矢みき)が現れた。三神は、洋子たちと同じ便に乗務し、洋子の指導インストラクターを務めるのだという。三神たち客室乗員訓練部の教官も、定期的に乗務することが義務付けられているのだ。
 同じころ、洋子たちとは別の便でOJTを受ける予定だった沙織(上原美佐)と関山(大塚ちひろ)は、パイロット訓練生の堤(小泉孝太郎)が落ち込んだようすで座り込んでいるのを目撃する。沙織たちは、堤が副操縦士になるための路線審査で不合格になったと思い込み、彼を励まそうとする。が、実は堤は、怖くてまだ結果を聞きにいけないのだという。
 出発前の準備を終えた洋子は、弥生や先輩キャビンアテンダントのカオル(笛木優子)、チーフの長野(石川真希)とともに、搭乗してくる乗客を出迎えた。するとそこに、奇妙なヘアスタイルにサングラスをかけた怪しい男性客が乗り込んでくる。その男は、いきなりカオルに握手を求めたかと思うと、座席につくなりソワソワし始めるなど、かなり挙動不審だった。しかもその男は、何故か洋子とは目も合わせようとしなかった。
 そんな折、思わぬ事件が起きた。乗客のひとりである横山(山田明郷)が、トイレの中で意識を失って倒れていたのだ。元キャビンアテンダントの娘を持つという横山は、妻の道子(泉晶子)とともに、娘の嫁ぎ先まで初孫を見に行く予定だった。洋子と弥生は、ただちに長野に連絡を入れ、横山に心臓マッサージを施した。しかし彼は蘇生しない。機内に医療関係者がいるかどうかを確かめたが乗っていない事が判明。三神は、洋子にAED(=Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)の使用を指示する。

キャスト

美咲洋子(21) … 上戸 彩
中原翔太(25) … 錦戸 亮
若村弥生(22) … 相武紗季
弘田沙織(23) … 上原美佐
関山有紀(22) … 大塚ちひろ
麻生カオル(28) … 笛木優子
東野はるか(22) … 大友みなみ
堤 修介(27) … 小泉孝太郎
木下朝美(35) … 七瀬なつみ
太宰晋一郎(53) … 井上 順(特別出演)
桜田信哉(48) … 小日向文世
三神たまき(38) … 真矢みき

ほか

スタッフ

☆脚本
 後藤法子

☆演出
 佐藤祐市

☆プロデュース
 岩田祐二

☆企画
 土屋 健
 大辻健一郎

☆音楽
 菅野祐悟

☆制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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