第4回 2004年7月27日(火)放送 あらすじ

#4 新たな決意

 姫乃高校男子シンクロ部の存亡をかけた全校発表会まであと3日。発表会の告知ポスターも完成し、泳吉(市原隼人)や洋介(中尾明慶)ら部員たちも一層気合いが入っていた。
 そんなムードに水を差したのが佐野(木村了)の一派だった。佐野の実家が経営するスーパー「スーパーサンオー」では、シンクロ部の発表会と同じ日にイベントショーを開くことになっていた。佐野たちは、そのポスターを、わざわざシンクロ部のポスターの上に貼るなど、嫌がらせをしていたのだ。
 同じころ、栞(石原さとみ)たち吹奏楽部も、2日後に迫ったコンクールに向けて、厳しい練習を続けていた。とりわけ、ピリピリしていたのが栞だった。何故なら彼女は、東京で音楽をやっていくために、コンクールの審査員としてやってくる有名なクラリネット演奏家に、自分の実力を認めてもらいたい、と必死だったからだ。

 練習を終えた泳吉たちは、下校途中に鯛造(阿部亮介)、平政(山根和馬)、勘八(篠原孝文)の三兄弟と出会う。鯛造たちは、スーパーサンオーにスッポンを届けるところだった。店の前では、佐野が取り巻き連中とともに、イベントのステージ設営を見物していた。その時、事件が起きた。勘八が転んだ拍子に水槽からスッポンが飛び出し、佐野の前に転がった。それを見て動転した佐野が輸送用に積み上げてあったイスにぶつかると、それが倒れ、洋介が足を挟まれてしまったのだ。
 病院に運び込まれた洋介は、医師から打撲と捻挫で全治1週間と診断される。シンクロ発表会に出ることは不可能だった。

 泳吉たちは、急きょ新しいフォーメーションに取り組むことを余儀なくされる。が、やはり簡単にはマスターできない。するとそこに、佐野の姿があった。泳吉たちの練習を見ていたのだ。岩田(小池徹平)や仙一(斉藤慶太)は、責任をとって誰か代わりをつれてこい、と佐野に怒りをぶつける。
 その日の夕方、泳吉たちが練習をしていると、そこに佐野がやってきて、発表会までの間シンクロ部の助っ人をする、と言い出す。佐野は、小学校水泳大会で優勝した腕前、などと大口を叩いていたが、その実力はお粗末なものだった。

 発表会前日、泳吉たちはいつものように早朝練習を行った。が、やはり佐野だけがついていけない状態だった。そこに、洋介がやってきた。病院から外出許可をもらってきたのだという。洋介を交えて話し合った泳吉たちは、授業をさぼってスポーツジムで特訓をしようと決め、やる気のない佐野を巧みにおだてて練習させる。シンクロ部の面々は、粕谷(佐野史郎)の店で昼食をとった。そこでも、ふてくされたような態度をとる佐野。それを見た洋介は、いい加減な気持ちならやめてもらった方がいい、と佐野に告げるが…。

キャスト

水嶋泳吉 … 市原隼人
矢沢 栞 … 石原さとみ
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山本洋介 … 中尾明慶
川崎仙一 … 斉藤慶太
岩田巌男 … 小池徹平
佐野秀樹 … 木村 了
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早乙女 聖 … 金子貴俊
大原夏子 … 山口紗弥加
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大場加代 … 浅見れいな
越野晴香 … 井上和香
北川 梢 … 鈴木えみ
樫山礼子 … キムラ緑子
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水嶋亀吉 … 今福將雄
矢沢 薫 … 森下愛子
  ・
矢沢 明 … 小日向文世
  ・
粕谷耕造 … 佐野史郎

スタッフ

■原作
  矢口史靖/アルタミラピクチャーズ
■脚本
  橋本裕志
■企画
  金井卓也
  関口大輔
■演出
  佐藤祐市
  高橋伸之
  吉田使憲
■プロデューサー
  船津浩一
  柳川由起子
■音楽
  佐藤直紀
■制作
  フジテレビジョン
  共同テレビジョン

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