第8回 2004年8月24日(火)放送 あらすじ

#8 それぞれの夢

 泳吉(市原隼人)たち姫乃高校シンクロ部は、苦労の甲斐あって、早乙女(金子貴俊)が赴任する予定でもある緑丘高校の学園祭でシンクロ公演を行えることになった。しかも、姫乃高校の樫山校長(キムラ緑子)のはからいで、公演までの間、学校のプールで練習してもいいという。そんな彼らにとって何よりも心強かったのは、元全日本のシンクロコーチという経歴を持つ粕谷(佐野史郎)が、コーチ役を引き受けてくれたことだった。
 が、当の粕谷は、本気で泳吉たちを指導するつもりもなく、水泳部時代の後輩が館長を務める水族館で泳吉たちをただ働きさせる代わりに、金を借りようと画策していた。それを知らない泳吉たちは、強化訓練を行う、という粕谷の言葉に、ますますやる気を見せていた。

 そんな折、明(小日向文世)が勤めるローカル線が、正式に廃線と決まる。それを聞いた泳吉や栞(石原さとみ)は、さすがにショックを隠せない。泳吉は、栞のことが気になって声をかけた。すると栞は、地元の国立大を受験する、と明るく答えるが…。
 あくる朝、泳吉、洋介(中尾明慶)、仙一(斉藤慶太)、岩田(小池徹平)、佐野(木村了)、そして早乙女の6人は、粕谷とともに強化訓練の目的地へと向かった。着いた場所は、赤字経営を立て直し、まもなくリニューアルオープンする予定の水族館だった。泳吉たちは不審を抱くが、かつて早乙女たちが水族館で特訓したという話を聞くと、すぐに納得してしまい…。

 泳吉たちは、水槽の掃除からえさ箱の運搬まで、水族館の仕事を手伝い始めた。そこで知り合ったのが、リニューアルオープンの目玉企画でもあるアシカショーを行う調教師・奈美(広澤草)だった。奈美は、幼い頃にアシカショーを見て調教師になろうと決意し、この水族館でようやくその夢を叶えようとしていた。梢(鈴木えみ)に無理矢理誘われて泳吉たちの様子を見に来ていた栞には、そんな奈美の姿がまぶしくて…。

キャスト

水嶋泳吉 … 市原隼人
矢沢 栞 … 石原さとみ
  ・
山本洋介 … 中尾明慶
川崎仙一 … 斉藤慶太
岩田巌男 … 小池徹平
佐野秀樹 … 木村 了
  ・
早乙女 聖 … 金子貴俊
大原夏子 … 山口紗弥加
  ・
大場加代 … 浅見れいな
越野晴香 … 井上和香
北川 梢 … 鈴木えみ
樫山礼子 … キムラ緑子
  ・
水嶋亀吉 … 今福將雄
矢沢 薫 … 森下愛子
  ・
矢沢 明 … 小日向文世
  ・
粕谷耕造 … 佐野史郎

スタッフ

■原作
 矢口史靖/アルタミラピクチャーズ
■脚本
 橋本裕志
■企画
 金井卓也
 関口大輔
■演出
 佐藤祐市
 高橋伸之
 吉田使憲
■プロデューサー
 船津浩一
 柳川由起子
■音楽
 佐藤直紀
■制作
 フジテレビジョン
 共同テレビジョン

バックナンバー