2022年9月18日(日)放送 みどころ

ボクと父ちゃんの記憶2022前編 ~母の涙と父のいない家~

この家から父がいなくなり3カ月が過ぎた。父の介護生活から変わり、時間に余裕ができた一方で、父の不在を実感し、母は涙していた…

2021年夏。私たちが出会ったのは、緑に囲まれた千葉・睦沢町で暮らす高校3年生の大介さん(17)。父の介護を続ける「ヤングケアラー」だ。父・佳秀さん(65)は、50歳の時に、若年性アルツハイマー型認知症と診断された。それから15年。病が進行し、家の中を歩き回り、今では家族との会話もままならず、トイレに一人でいくこともできなくなった。そんな父を介護施設に入所させることを決断した母。離れて暮らせば、父の記憶から家族の存在は消えてしまう…それは実質的に、父との「別れ」を意味していた…

父との別れから8カ月。あれから、月に1度のオンライン面会が許されるだけで、父と家族は一度も直接会うことができていない。父がいなくなったことを実感する日々の中で、高校の卒業式を控える大介さんは、ささいなことから、母と激しく衝突する。

2022年春。大介さんは、造園会社に就職し、社会人としての一歩を踏み出した。幼い頃から父に自然や環境のことを教えてもらった大介さん。その先には、「いつか独立して農家になる」という夢がある。それは「家族の未来」を思い描いた夢でもあった。

父との涙の別れ、それぞれの新たな生活。大介さんが手にした初任給で買ったものは…大好きな父がいなくなった家族の1年を追った。

キャスト

【語り】
富田望生

スタッフ

【演出・プロデューサー】
山田貴光

【構成】
たむらようこ

【チーフプロデューサー】
西村陽次郎

【制作協力】
ドキュメンタリーSAMURAI

【制作著作】
フジテレビ

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