2024年7月11日更新
病気と闘う子どもたちに楽しい体験とふれ合いの場を提供したいと、2023年にスタートしたハーティ―プロジェクト。
5月10日に、5回めとなるイベントを富山大学附属病院で開催しました。
この取り組みは、フジテレビ、産経新聞、そして国内外の心臓病の子どもたちを救う「あけみちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)と共同で実施しているものです。
この日は心臓病や小児がんなどと闘う2~15歳のお子さん11人が院内のレクリエーションルームに集まり、3歳と7歳のお子さんも病室からオンラインで参加してくれました。
フジテレビの西山喜久恵アナウンサーが、「みなさん、こんにちはー!」と、明るく声をかけるとみんな笑顔に。
まずは東京・お台場の様子をまとめたショートムービーを見たり、その時間のフジテレビの様子を生中継でお届け。大型モニターにフジテレビの外観が映し出されると、子どもたちは興味津々に見入っていました。
さらに盛り上がったのは西山アナとの「めざましじゃんけん」のコーナー!何度もやるうちに緊張もとれて、勝った子も負けた子も笑顔をのぞかせていました。
西山アナと言えば、朝の情報番組『めざましテレビ』の人気コーナー「きょうのわんこ」のナレーションを長年担当してきたベテラン。
後半、〝アナウンサー先生〟による読み方・話し方教室がはじまると、プロの滑舌練習や早口言葉に積極的に挑戦してくれました。
最後に西山アナが「きょうのわんこ」のナレーションを生披露すると、テレビと同じ声が院内に響き、スタッフからも「わーっ」という歓声と、拍手がおきました。
「やってみたい人いる?」と呼びかけると、次々と手が挙がり、たくさんの子どもたちがきょうのわんこのナレーションを披露してくれました。
どの子も一生懸命読んでくれてとっても上手でした。
最後はみんなで記念写真を撮って終了♪
笑顔あふれる時間となりました。
産経新聞社提供最初の子が手を挙げると、他の子にも次々とやってみようという輪が広がり、とても良い会になりました。これまでにプロジェクトを実施した他の病院でもそうでしたが、普段は人前で発表するタイプではない子が「ハイ!」と手を挙げてくれ、病院の皆さんが驚き感動する。そんな場面に立ち会えるのがうれしいです。子どもたちの声は本当にかわいらしく、周りの人を幸せにする力があります。病院で長く過ごす子どもたちは、どうしても受け身になりがち。だけど自分の声には人を幸せにする力があるのだと気づき、積極的に声を出したり行動したりするきっかけになればと思います。
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