2023年度 支援国

パキスタン・イスラム共和国

2023年度 支援国

パキスタン・イスラム共和国

ユニセフの支援

ユニセフの支援(1)

栄養

生後6カ月から23ヶ月の子どものうち、パキスタンでは最低限必要な回数の食事を摂取できているのはわずか3.6%で、農村部ではさらに低い割合となっています。5歳未満児の発育阻害と消耗症は乳幼児期の子どもの発達を脅かし続けています。

ユニセフは、パキスタン政府が栄養分野への取り組みを一層強化するよう働きかけを行っています。技術的支援等を通じて、栄養スクリーニング、重度の急性栄養不良の子どもたちの治療、微量栄養素の補給、乳幼児の適切な食事に関する知識の普及などを行っています。

ユニセフの支援(1)

ユニセフの支援(2)

保健

パキスタンでは、5歳未満児死亡率は出生1,000人あたり65人、妊産婦死亡率は出生10万人あたり186人です。定期予防接種率は改善しているものの、地域によって大きな差が見られます。

ユニセフは、保健医療の改善に向けた政策や計画、制度が強化されるよう、様々な取り組みを行っています。ワクチンを保管・輸送するためのコールドチェーン機器の設置、病院施設内に女性スタッフによる24時間体制のワクチンセンターを設置することによる、新生児への予防接種促進、医療従事者や女性ヘルスワーカーの育成、重度の細菌感染症の治療、経口補水塩や亜鉛の提供などを通じて、子どもの命を守る活動を続けています。

ユニセフの支援(2)

ユニセフの支援(3)

教育

新型コロナウィルスによる学習危機にさらに追い打ちをかけたのが、パキスタン史上最悪の被害をもたらした2022年の洪水です。2万7,000校の学校が損壊・破損し、200万人以上の子どもたちが学校に通えなくなりました。学校は学びの場であるだけではなく、子どもたちが保健ケアや心理社会的支援、予防接種を受けられる重要な場所です。学校の閉鎖期間が長引けば、子どもたちが学校に戻らなくなる可能性が高まり、児童労働や児童婚などの搾取や虐待のリスクが高まります。

ユニセフは、子どもたちの心身の健康を支援するため、心理社会的ケアや健康状態のチェックに関する教員研修を行い、清掃・洗浄や修復が行われた学校については、子どもたちの学校復帰や入学のための準備を進めています。

ユニセフの支援(3)
パキスタン・イスラム共和国 基本統計

パキスタン・イスラム共和国 基本統計

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ユニセフの支援

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