第9回 2009年3月9日(月)放送 あらすじ

雨を読めた男の死

 東凛大学の解剖室に、清掃会社社長の宇野慧(平賀雅臣)という男性の遺体が運ばれる。ビルの窓拭きを請け負う会社を経営する宇野は、作業時にビルから落下したと推測されるが、調査の結果、落下原因と思われる命綱の不具合は見つからなかった。加地大己(瑛太)は、久保秋佳奈子(石原さとみ)とともに、佐川文彦(時任三郎)と夏井川玲子(矢田亜希子)の解剖を手伝いながら、ベテラン作業員でもあった宇野がなぜ落下したのかが気にかかる。そして解剖終了後、佳奈子を連れて遺体発見現場へ。宇野が作業をしていた高層ビルの前に立った大己は、不自然な拭き残しがあるのを見つける。
 その後、宇野を知る人々を訪ねたふたりは、宇野が多額の負債を抱えながらも、周囲からの信頼も厚い好人物であったことがわかる。唯一、宇野の妻・真由美(中島ひろ子)は、そんな夫の人柄を評しながらも、借金返済のためにも早く保険金が下りて欲しそうなそぶりを見せる。
 実験室で桐畑哲平(遠藤雄弥)とともに薬毒物検査を行っていた蕪木誠(泉谷しげる)は、宇野の血中から意外な成分を検出する。一方、実家の病院でアルバイトをしていた石末亮介(生田斗真)は、入院患者に桜井真也(田村亮)という有名作家がいることに興味を示す。ほどなくして、桜井は容態が安定し、院長で亮介の父親・貴之(名高達男)からも一時帰宅の許可が出る。ところが、そんな折、桜井の容態が急変する。同じ頃、研究室に戻った大己は、哲平と羽井彰(佐藤智仁)から、佳奈子がアメリカ研修の面接に合格していたことを聞く。盛り上がる哲平と彰に対して、あくまでクールに振舞う佳奈子。そんな佳奈子と目が合った大己は、思わず視線を逸らしてしまう—。

キャスト

加地大己 … 瑛太
石末亮介 … 生田斗真
久保秋佳奈子 … 石原さとみ
桐畑哲平 … 遠藤雄弥
羽井 彰 … 佐藤智仁

羽井鳳子 … 濱田マリ
大和田 敏 … 山崎樹範
石末貴之 … 名高達男
     ●
蕪木 誠 … 泉谷しげる
夏井川玲子 … 矢田亜希子
佐川文彦 … 時任三郎

ほか

スタッフ

■脚本
 金子茂樹

■プロデュース
 瀧山麻土香
 東 康之

■演出
 成田 岳

■音楽
 吉川 慶
 Audio Highs

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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