第10回 2009年3月16日(月)放送 あらすじ

最後の大勝負

 加地大己(瑛太)の言葉に勇気づけられた石末亮介(生田斗真)は、容体が急変して亡くなった作家・桜井真也(田村亮)の妻・瑠美子(麻生祐未)に真也の解剖を勧め、瑠美子も受け入れる。大学の解剖室に運び込まれた真也の遺体を執刀した佐川文彦(時任三郎)は、遺体に死因とされた腸閉塞は見られないと診断。病気以外の死因が絡んでいるかもしれない、と言う夏井川玲子(矢田亜希子)の言葉に、大己、亮介、久保秋佳奈子(石原さとみ)、桐畑哲平(遠藤雄弥)、羽井彰(佐藤智仁)は衝撃を受ける。真也が東凛大学で解剖されているという情報は、真也が死亡した石末総合病院の院長・石末貴之(名高達男)と主治医・梅木誠(福井博章)の元にも届いていた。解剖を勧めたのが息子の亮介だと聞かされた貴之は、苦笑を浮かべながらも、自分たちの処置は正しかったと主張。解剖ですべての事実がわかるわけではない、と自信を覗かせる。
 佐川から異状死の届け出を受け大学にやってきた大和田敏(山崎樹範)は、佐川と玲子から真也は医療ミスで死に至った可能性があると言われる。しかし、死因との因果関係が考えられる抗がん剤の不適切量の投与があったかどうかははっきりしないと言う。医療ミスだと立証するには、病院側に過失があったという証拠が必要なのだ。しかし、それを知るのはもちろん病院側だけで—。
 病院のミスで殺されたかもしれないのに病院側の証言が得られなければこのまま泣き寝入りすることになってしまう—それを知った瑠美子は、解剖したことを後悔する。そんな瑠美子の心境を知った亮介は、自分が解剖を勧めたばかりに辛い思いをさせてしまった、と落ち込む。解剖すれば何でもわかるのではないかと思っていたゼミ生たちも、その気持ちに共感する。その後、真也の邸宅に瑠美子を訪ねた大己は、解剖で死因が特定できなかったのは残念なことだが、父親が経営する病院の医療ミスを暴こうとする亮介の覚悟が並大抵ではなかったことをわかってやってほしい、と訴える。それを聞いた瑠美子は…。

キャスト

加地大己 … 瑛太
石末亮介 … 生田斗真
久保秋佳奈子 … 石原さとみ
桐畑哲平 … 遠藤雄弥
羽井 彰 … 佐藤智仁

羽井鳳子 … 濱田マリ
大和田 敏 … 山崎樹範
石末貴之 … 名高達男
     ●
蕪木 誠 … 泉谷しげる
夏井川玲子 … 矢田亜希子
佐川文彦 … 時任三郎

ほか

スタッフ

■脚本
 金子茂樹

■プロデュース
 瀧山麻土香
 東 康之

■演出
 成田 岳

■音楽
 吉川 慶
 Audio Highs

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

バックナンバー