第2回 2007年7月10日(火)放送 あらすじ

動きだした夏の恋

 関東農業大学に通う高清水高志(玉山鉄二)ら6人が、北海道の牧場実習にやってきて4日が経った。なりゆきとはいえ牛の出産を経験したことで実習に少しやる気が出てきた藤井彩華(相武紗季)と若松亮太(中田敦彦)。一方、末永美帆子(香里奈)の無関心さと、地元出身でありながら歓迎会で、大学を辞めてこの町にも帰らないと宣言した高志の態度は相変わらずだった。その日、高清水牧場担当となった真野統平(小出恵介)と彩華が分娩小屋で生まれた子牛の名前を何にするかでもめていると、高志がやってきた。高志は子牛はペットではなく、経済動物だから名前ではなく耳標の「023」という番号で呼ぶべきと言い、学生で子牛の世話をしようという提案も無理だと言い切り去っていく。高志の言葉で意地になった統平は高清水弘志(大杉漣)に子牛の世話を学生でやらせて欲しいと申し出ていた。弘志は統平と彩華に子牛を母牛から引き離す作業を指示する。いななく母牛に、辛さを堪えて引き離す統平たち。その様子を離れて見ていた高志は中学生の頃に感じていた牧場経営の現実の辛さを思い出し、加藤明(中村獅童)に語った。その後ろで、ある特別な思いを胸に、話を聞いている和美(戸田恵梨香)の姿があった。
 翌日、一緒にコンビニへ行った高志と美帆子。その帰り道、話をするうちに以前、自分がバイトしている店で泣いていたと言われ、美帆子は戸惑いをごまかすように高志に不意にキスをした。昼食になり吉田宗之(相島一之)が経営するレストラン「ヨークシャー」に集まった高志、統平、彩華、美帆子。そこに市議会議員の宮本奈津美(中嶋朋子)がやってきた。挨拶もそこそこに高志を連れ出す奈津美。一方、高清水牧場に残り、子牛の世話をしていた亮太と和美。そろそろ食事に行こうとした時、和美が座り込んでいる子牛の異変に気付く。慌てて弘志に電話するが自分たちで何とかするように言われてしまい、すぐに統平に連絡する和美。駆けつけた統平は子牛の様子を見て、ある診断を下すが、和美はそれを信用せず、高志に連絡を取ろうとする。一方、奈津美に呼び出されていた高志は、実習の成果が出ないと町が困ると詰め寄られていた…。

キャスト

高清水高志 … 玉山鉄二
真野統平 … 小出恵介
若松亮太 … 中田敦彦(オリエンタルラジオ)
藤井彩華 … 相武紗季
末永美帆子 … 香里奈
千葉和美 … 戸田恵梨香
芦崎克也 … 田中 圭
高清水百合 … 有村実樹
加藤 明 … 中村獅童(特別出演)
宮本奈津美 … 中嶋朋子(特別出演)
平林すみよ … 藤本 静
高清水サチ … 朝加真由美
津村杏子 … 濱田マリ
吉田宗之 … 相島一之
芦崎富貴子 … 市毛良枝
寺西悠太郎 … 小日向文世
高清水弘志 … 大杉 漣

スタッフ

■脚本
 金子ありさ

■演出
 三宅喜重

■プロデューサー
 重松圭一
 豊福陽子

■制作
 関西テレビ

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