第4回 2006年1月31日(火)放送 あらすじ

真犯人現る!すべてのナゾが今…

 『推理小説・中巻』で、次なる殺人のターゲットと予告された「か弱き者」を救うため、警察はおとり捜査を行ったが、あえなく失敗に終わる。犯人は、制裁のため「か弱き者」の命を奪うと宣言。小説にあったとおり、「夕日を背にして東京タワーが見えるビルの屋上で殺害する」という。しかし、その条件に該当するビルは、4000棟以上。警察は、懸命に捜索するが、ビルを特定できずにいた。容疑者とされる平井唯人(眞島秀和)の行方も依然としてつかめないままだ。
 安藤(瑛太)は、事実をマスコミに公表して、各ビルを一斉に封鎖させてはどうかと提案するが、警察がおとり捜査に失敗したことをばらすことになると、上司の山路(寺島進)に一蹴される。人の命より、警察のメンツのほうが大切だというのだ。安藤は怒りをあらわにするが、情報はすでにマスコミに流出、注意を呼びかけるニュース速報がテレビや街頭で流されていた。
 捜査本部では、行き詰まる捜査とマスコミへの情報流出の責任問題が取りざたされ、刑事たちはイライラを隠せない。そんなとき、犯人からの電話を分析していた検視官の三上(加藤雅也)が、背後に聞こえる音からエリアを特定する。情報解析係の蓮見(濱田マリ)の音声解析の結果、そこには、条件に一致するビルがあった。連絡を受けた雪平(篠原涼子)はビルへ急行するが、そこには思いもかけない人物が待っていた——。

キャスト

雪平夏見 … 篠原涼子
安藤一之 … 瑛太
小久保祐二 … 阿部サダヲ
蓮見杏奈 … 濱田マリ
     ●
三上 薫 … 加藤雅也
     ●
久留米隆一郎 … 井上 順(特別出演)
牧村紀世子 … 木村多江
山路哲夫 … 寺島 進
佐藤和夫 … 香川照之
瀬崎一郎 … 西島秀俊

スタッフ

■原作
 秦 建日子『推理小説』(河出書房新社)

■脚本
 佐藤嗣麻子

■演出
 小林義則(共同テレビ)
 高橋伸之(共同テレビ)
 植田泰史(共同テレビ)

■プロデューサー
 吉條英希(関西テレビ)
 稲田秀樹(共同テレビ)

■制作
 関西テレビ

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