第7回 2009年11月24日(火)放送 あらすじ

女のバトルと生きる道

 美姫(黒木瞳)がヤングカジュアル売り場にアンテナコーナー『シンデレラタウン』を新設するプロジェクトを始動。そのチームマネジャーに任命された絹恵(香里奈)は、契約社員ながらチーフとして売り場をまとめる小西まみ(中別府葵)に出会う。明るさとセンスのよさで客にもファンが多いまみは、ヤングカジュアルのカリスマ販売員だった。

 仕事のできるまみに信頼を寄せる絹恵は、新しいオリジナル商品を立ち上げようと相談。まみに取引先との交渉を任せようとするが、契約社員である自分にそんな大きな仕事はできないと断られてしまった。絹恵はまみとの間に大きな「壁」を感じ…。

 そんな折、まゆ(IMALU)が越前屋にやって来た。デザイナー志望でファッションに人一倍こだわりのあるまゆは、売り場にいた美姫に近づき、ディスプレイの服を変えた方がいいと臆することなく意見して優作(西島秀俊)を驚かせる。

 そんなまゆの夢は、親友と2人でブランドを立ち上げ、代官山に店を持つことだった。来春の高校卒業を機に上京し、親友と一緒に服飾専門学校でデザインを学ぼうと決めていたまゆは、夢への第一歩を踏み出そうとしていた。

 一方、『シンデレラタウン』のオープニングイベントを企画していた絹恵は、ヤングカジュアルに高級ブランドの服を組み合わせた「ミックスコーデ」を提案するショーを開こうと、まみに持ちかける。ブランド店に協力を打診する仕事を頼む絹恵だが、まみはやはり頑なに拒否。契約社員が下手に動いて失敗すれば、クビが飛びかねないというのだ。

 仕事に高い能力を持ちながら、大きなプロジェクトに関わるチャンスを自ら潰そうとするまみに歯がゆさを感じた絹恵は、「正社員の天野さんとは立場が違う」と渋るまみを説得しようとする。ところが、まみはそんな絹恵を無神経だと激怒。絹恵は自分の不用意な態度がまみを傷つけたと思い悩む。

 同じ頃、まゆは大きなショックを受けていた。親友が地元の大学に進学を決め、店を持つ夢をあきらめると言い出したのだ。夢破れて落ち込むまゆは、越前屋で美姫に再会。事情を聞いた美姫は、夢を実現させたいなら1人になることを受け入れる勇気を持てとまゆをやさしく励ます。

 一方、まみは自分の手掛けたコーディネートを美姫に「つまらない」と酷評される。その厳しい言葉に打ちのめされ、やけを起こしたまみが絹恵に日ごろのうっぷんをぶつけたことから2人は大ゲンカに。そこに、まみと同じ契約社員の凌(加藤夏希)が現れる。

キャスト

香里奈
西島秀俊
高岡蒼甫
加藤夏希
能世あんな
真野裕子
えれな
南 明奈
IMALU
  ・
小泉孝太郎
  ・
黒木 瞳

スタッフ

■原作
 槇村さとる
  『Real Clothes(リアルクローズ)』

■脚本
 大島里美

■チーフプロデューサー
 重松圭一(関西テレビ)

■プロデューサー
 佐野拓水(関西テレビ)
 平部隆明(ホリプロ)

■演出
 白木啓一郎(関西テレビ)
 本橋圭太(アズバーズ)
 ほか

■音楽
 野崎良太(Jazztronik)

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