第6回 2009年11月17日(火)放送 あらすじ

恋の修羅場と新しい服

 達也(高岡蒼甫)と別れた絹恵(香里奈)は、そのショックを抱えたまま職場へ。元気のない絹恵を心配する優作(西島秀俊)や凌(加藤夏希)らに結婚を取りやめたことを打ち明け、「これからは仕事に生きる」と強がってはみるが、達也への思いは吹っ切れないでいた。

 そんな折、越前屋では企業イメージアップイベントとして予定されていた企画が中止となり、急遽、別の企画を立ち上げることに。美姫(黒木瞳)の存在が疎ましい経営戦略部の尾崎(田中哲司)は、美姫が率いる婦人服部門に担当を押しつける。スケジュールに余裕のない中、スタッフからイベントのアイデアを募る美姫に、瑞穂(能世あんな)はさっそく自分の企画を提案。その抜け目のなさに優作は驚嘆させられる。

 一方、絹恵は達也を忘れようと仕事に励むが、おしゃれをする気力もなく、以前のような地味な服装で出勤して美姫に注意される始末。そんな絹恵を元気づけようと凌と陽子(真野裕子)が食事に誘うが、その席に蜂矢(小泉孝太郎)が現れた。絹恵が美姫に目をかけられていると知った蜂矢は、狙いを定めるように絹恵を見つめる。

 翌日、自分もイベントの企画を立案しようとオフィスで奮闘していた絹恵は、優作に婚約者がいることをニコラ(黄川田将也)から聞く。なぜかショックを受けている自分に戸惑う絹恵。

 その夜、寂しさと会いたい気持ちが抑えきれず、絹恵は達也のマンションへ。そこで目にしたのは、晴美(山田麻衣子)と達也の仲睦まじい姿だった。達也は絹恵と別れて以来、晴美と頻繁に会うようになっていたのだ。達也に「俺たち、終わったんだよ」と決別を告げられ、絹恵は激しく落ち込み…。

 もう後戻りはできないことを思い知らされた絹恵は、達也への未練を断ち切ろうと決意。そんな中、まゆ(IMALU)から荷物が届く。それは、まゆが絹恵を励まそうと作ったリメイクTシャツだった。これを見つめていた絹恵にイメージアップイベントの企画が浮かぶ。

 あらゆる世代に向けたTシャツを全館で売り、利益のすべてを地球環境や子どもたちのために寄付するというチャリティーで「付加価値」をつける—。絹恵のアイデアを聞いた美姫は、一流デザイナーに協力をとりつけると約束し、この企画でイベントを進めると即決。絹恵を中心に一大プロジェクトが組まれる。突然の大抜擢に驚く絹恵。一方、瑞穂は自分を差し置いて絹恵の企画が採用されたことにがく然となり…。

キャスト

香里奈
西島秀俊
高岡蒼甫
加藤夏希
能世あんな
真野裕子
えれな
南 明奈
IMALU
  ・
小泉孝太郎
  ・
黒木 瞳

スタッフ

■原作
 槇村さとる
 『Real(リアル) Clothes(クローズ)』

■脚本
 大島里美

■チーフプロデューサー
 重松圭一(関西テレビ)

■プロデューサー
 佐野拓水(関西テレビ)
 平部隆明(ホリプロ)

■演出
 白木啓一郎(関西テレビ)
 本橋圭太(アズバーズ)
 ほか

■音楽
 野崎良太(Jazztronik)

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