第4回 2003年5月8日(木)放送 あらすじ

#4 生きてくれ・・・涙の弾き語り

 CMも大好評で、人気にますます拍車がかかる桜庭裕一郎(長瀬智也)。しかし、裕一郎の実態を知る石原家の面々は冷ややか。それでも、姉妹は南(酒井法子)との関係への関心は高い。相川ヒカリ(星野真里)と共演したCMの大賞授賞式を見ていても、CMと同じようなキスをするのかと南に迫って大騒ぎ。遮ったのは西絵(篠原涼子)。以前から、裕一郎にはクールな西絵だが、ここのところ特に手厳しい。東子(岸本加世子)の、病院で何かあったのかと言う問いかけも西絵は否定するが・・・。
 その夜、帰宅した裕一郎が風呂に入るとシャンプーが切れていた。裕一郎が裸のまま、シャンプーを探しに行くと廊下で西絵と鉢合わせ。またしても裕一郎は、西絵に嫌われる原因を作ってしまった。
 仕事中の裕一郎は、そんな私生活が繰り広げられているとは思えないカッコ良さ。ドラマの収録スタジオでは、ヒカリがチラチラ視線を送っている。そんなヒカリに、筋山通子(松下由樹)の代わりに来た河村一(与座嘉秋)が声をかけた。ヒカリのマネージャー、遠藤弘一(平賀雅臣)は、打ち合わせで留守。河村に、ヒカリは何かを手渡す。事務所に戻ると河村の様子がおかしい。裕一郎が尋ねると、もったいぶりながら語りだす河村。なんと、ヒカリが自分に惚れているらしいと言う。手作りクッキーまでもらったと有頂天だ。
 その頃、西絵は大学病院で高岡美幸(碇由貴子)の検診をしていた。治療困難な病に侵されていると悟った美幸は西絵の検診を拒絶。西絵は、何とか生きる希望を与えたいのだが、優しく接することが出来ない。寺田悟(鈴木リョウジ)に指摘されても、接し方は問題ではないと西絵は頑な。それでも、西絵は美幸を思って心を痛めていた。
 翌朝、裕一郎が激しい腹痛を訴えた。守(黒沢年雄)の診断を受け鎮痛剤をのみ、とりあえず裕一郎の腹痛は治まった。しかし、駆けつけた筋山に、守は病院での精密検査を勧める。だが、裕一郎は大の医者嫌い。事情を知らない医師に、裕一郎の情けない姿を見られたくない筋山は、守に何か良い方策はないかと相談する。
 その日の深夜。裕一郎は大学病院の個室に。子供のように暴れる裕一郎を筋山と河村がなだめている。ここは、西絵の勤める病院。守が西絵に検査を頼んでくれたのだ。嫌がる裕一郎は、半ば強制的に検査に回される。裕一郎を安心させるため、河村も一緒に検査。結果的に、2人は健康体。裕一郎の腹痛は、ただの食べすぎと聞いて筋山は一安心。そこに、悟が入ってきた。美幸がいなくなったと言う。西絵たちは、中庭で美幸を発見。西絵は体を大事にするよう促すのだが、美幸はどうせ死ぬのだからと受け付けない。その様子を通りすがりの裕一郎が見ていた。独りになった西絵に話し掛ける裕一郎。だが、西絵は他人は口出ししないで欲しいと手厳しく裕一郎をはねつける。

キャスト

桜庭裕一郎   長瀬智也
      ●
石原南     酒井法子
筋山通子    松下由樹
石原東子    岸本加世子
石原西絵    篠原涼子
小峰卓郎    つんく♂
相川ヒカリ   星野真里
石原守     黒沢年雄
石原北絵    三浦理恵子
石原あきら   末永 遥

スタッフ

■脚本
  都築 浩
■音楽
  沢田 完
  久保田光太郎
■演出
  久保田哲史
■プロデュース
  栗原美和子
■制作著作
  フジテレビジョン

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