第8回 2008年12月8日(月)放送 あらすじ

走り出す

 佳音(堀北真希)は、聖花(内田有紀)が家を出て行ったことにショックを受けている殉也(北川悠仁)を心配していた。聖花は、昴(成宮寛貴)のもとを離れず、殉也の家に戻ってくる様子はなかった。そこに昴から電話が入る。昴は、これからは自分が聖花の面倒を見る、と殉也に伝えた。聖花を愛しているのか、と殉也から問われた昴は、自分の気持ちを偽ってそれを肯定した。
 同じころ、池田(豊原功補)は、佳音のPTSDを治療した心療内科医・山本(山本圭)を訪ねていた。山本は、これ以上、佳音の過去を探るのは止めるよう池田に忠告した。すると池田は、かつて自分が取材をしたある事件の話を始める。
 殉也は、どうしても聖花を忘れることができずに苦しんでいた。聖花に寝返りをさせていた時間に目を覚ましてしまった殉也は、やり切れない気持ちでいっぱいになり、クローゼットの中に並んでいた聖花の服を放り投げるなどして暴れる。佳音は、そんな殉也の気持ちを察して胸を痛めるが、何もできなかった。
 家を飛び出して教会を訪れた殉也は、美月(香椎由宇)や義道神父(内藤剛志)に、徘徊がひどくなって手に負えなくなった聖花を施設に預けた、と嘘をつく。だが、言い訳のように聖花を世話する苦労を並べているうちに、ふと聖花のことが心配になってきた殉也は、昴の家まで様子を見に行く。そこで殉也が目にしたのは、昴に笑顔を見せる聖花の姿だった。
 一方、殉也の家を訪れた美月は、佳音が一緒に住んでいることを知って驚く。美月は、聖花のことは嫌いだったが、殉也の様子を見ていると、彼女がいなくなったことを素直に喜べない、と佳音に話す。そこに殉也が戻ってくる。すると美月は、殉也が佳音と一緒にいることを聖花は嫌がっていたのではないか、などと言い放って帰っていく。
 別の日、佳音は、昴に会いにいく。聖花は元気そうだった。昴は、ヘルパーを頼んで聖花の面倒を見るつもりでいた。昴は、殉也の幸せのためだと思えば頑張れる、と佳音に打ち明けると、殉也のためにはこれが1番良い、と続けた。
 佳音が家に戻ると、日曜学校に行っているはずの殉也が家にいた。日曜学校は休んだのだという。佳音は、そんな殉也を少しでも元気づけようと公園に誘った。しかしふとした瞬間に聖花のことを思い出してしまう殉也は、佳音の優しさを受け入れることができずに苛立ち…。

キャスト

堀北真希
北川悠仁
香椎由宇
福士誠治
成宮寛貴
  *
平田 満
内藤剛志(特別出演)
内田有紀
豊原功補

スタッフ

■脚本
 浅野妙子

■プロデュース
 中野利幸

■演出
 加藤裕将

■音楽
 菅野祐悟
 MAYUKO

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

■制作著作
 フジテレビ

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