第10回 2008年12月22日(月)放送 あらすじ

永遠に

 佳音(堀北真希)は、殉也(北川悠仁)と結婚式を挙げた。式場には、昴(成宮寛貴)や美月(香椎由宇)のほか、子ども聖歌隊のルリ子(八木優希)や勇(澁谷武尊)たちの姿もあった。だが、そこに耀司(福士誠治)の姿はなかった。耀司は、仕事を理由に結婚式には出席しなかったのだ。披露宴が始まる前、佳音は、耀司に電話をして感謝の言葉を伝えた。いままで生きてこられたのも、殉也に出会えたのも耀司のおかげだと思う、という佳音の言葉に、耀司は涙を堪え切れなかった。
 同じころ、殉也は昴と会っていた。持っていた航空券を殉也に見られてしまった昴は、聖花(内田有紀)と一緒にパリ旅行に行く、と嘘をつく。殉也は、聖花が歩けるようになっただけでなく、歌を歌ったりするまでに回復していることを昴から教えられ、驚きを隠せなかった。そこで殉也は、聖花と結婚しないのか、と昴に尋ねた。昴は何も答えなかった。殉也は、そんな昴に、いつか4人で会えたらいいな、と告げる。子どもたちに呼ばれた殉也は、昴と別れてそちらに行こうとした。その背中を見つめているうちに、自分の気持ちを抑えられなくなった昴は、殉也を呼び止めると、ずっと思いを寄せている人がいる、と告白した。聖花を愛したことは1度もない、という昴の言葉に戸惑う殉也。しかし昴は、それ以上何も言うことができず、聖花のことは自分が責任を持つ、と言い残して去ってしまう。
 佳音は、戻ってきた殉也のようすがどこかおかしいことに気づく。殉也は、佳音を安心させようと、微笑んでみせた。そのとき殉也は、式場の上階にあるベランダに聖花が立っていることに気づく。聖花は、殉也のことを見つめていたかと思うと、ゆっくりと歩き出し、ベランダを乗り越えて飛び降りた。異変に気づいて走り出していた殉也は、ギリギリのところで落ちてくる聖花を受け止めた。だが、その衝撃で、殉也は聖花を抱いたまま倒れ、頭部を打ってしまう。殉也の頭から流れる血が石畳に広がっていた。佳音は、殉也に駆け寄り、彼の名前を叫び続け…。

キャスト

堀北真希
北川悠仁
香椎由宇
福士誠治
成宮寛貴
  *
平田 満
内藤剛志(特別出演)
内田有紀
豊原功補

スタッフ

■脚本
 浅野妙子

■プロデュース
 中野利幸

■演出
 加藤裕将

■音楽
 菅野祐悟
 MAYUKO

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

■制作著作
 フジテレビ

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