囲碁のプロ棋士になれず失意の底にいた一ノ瀬歩（中島裕翔）。見かねた母親（朝加真由美）のコネで総合商社・与一物産のインターン採用試験を受けることになるも、同期から爪はじきにされ、仕事ではミスばかり。「やはり自分なんかの来るところではなかった」と試験から降りる決意をした一ノ瀬だったが、上司の織田勇仁（遠藤憲一）から「ウチのヤツ」と受け入れられ、せめて試験だけは最後までがんばろうと一ノ瀬は心に決めた。
その翌日、揚々と出社する一ノ瀬に、織田は酩酊していたため「ウチのヤツ」と言った覚えはないと言う。拍子抜けする一ノ瀬を織田は、大手スーパーチェーンの社長・宮脇和久（温水洋一）との商談に同席させる。宮脇は織田の同級生で、商談は順風満帆に進むだろうと明言する織田だったが、同級生同士の仕事というのは、それはそれで難しいもの。一ノ瀬はまた新たな仕事の厳しい側面を目の当たりにすることとなる。
一方、インターンの同期の桐明真司（瀬戸康史）や香月あかね（山本美月）らは、採用試験の最終日に行われるプレゼン試験に向けて着々と準備を進めていた。一ノ瀬はお調子者の人見将吾（桐山照史）とパートナーを組むことにしたが、プレゼンのテーマを決めると、人見は資料作りを一ノ瀬に一任する。持ち前の実直な性格で、仕事の合間にひたむきに資料作りに励む一ノ瀬だったが、プレゼン試験の前日に、人見の一言から2人は衝突してしまう。