花衣夢衣
双子の幸せ
重体の将士を思い、真帆は涙をこらえて、卓也とともに図案を仕上げる。翌朝、自分では将士のもとへ行こうとしない真帆に代わり、卓也が図案を届ける。それぞれの愛し方で真帆を愛した2人の男たちは、互いを認めあって微笑むのだった。
卓也に気を遣って将士に会おうとしない真帆を、澪は説得にいく。頑なに拒む真帆の背中を押したのは、卓也の愛だった。その夜、真帆と澪は2人一緒の結婚式のように、双子揃いの晴れ着姿で将士の前に現れる。「将士と出会えて幸せだった…」と将士の胸に頬を寄せた2人は、将士と最期のお別れをする。
それからまもなく、真帆と澪、双子の運命を象徴するような出来事がさらに起こる…。(終)
卓也に気を遣って将士に会おうとしない真帆を、澪は説得にいく。頑なに拒む真帆の背中を押したのは、卓也の愛だった。その夜、真帆と澪は2人一緒の結婚式のように、双子揃いの晴れ着姿で将士の前に現れる。「将士と出会えて幸せだった…」と将士の胸に頬を寄せた2人は、将士と最期のお別れをする。
それからまもなく、真帆と澪、双子の運命を象徴するような出来事がさらに起こる…。(終)