花衣夢衣
姉妹の絆
昭和25年、東京。17歳の沢木澪は、画商の息子・俊彦からいきなりラブレターを渡される。手紙を読んだ澪はがっかりする。それは双子の姉・真帆と間違えられて渡されたものだった。
真帆と澪の父・圭二郎は画家だったが、戦争で体をこわし、病床にあった。母の和美が繕い物をして、一家の生計を細々とたてている。そんな一家に、圭二郎の親友・万平が何かと援助の手をさしのべていた。俊彦はその万平の1人息子だ。
強い絆で結ばれている双子の真帆と澪。2人の仲を引き裂かれる気がした澪は、不潔な手紙だ、と言って俊彦に手紙を突き返す。
そんなある日、俊彦が万平と和美の情事を目撃する。
真帆と澪の父・圭二郎は画家だったが、戦争で体をこわし、病床にあった。母の和美が繕い物をして、一家の生計を細々とたてている。そんな一家に、圭二郎の親友・万平が何かと援助の手をさしのべていた。俊彦はその万平の1人息子だ。
強い絆で結ばれている双子の真帆と澪。2人の仲を引き裂かれる気がした澪は、不潔な手紙だ、と言って俊彦に手紙を突き返す。
そんなある日、俊彦が万平と和美の情事を目撃する。