花衣夢衣
ときめき
ある日、真帆はパーラーで、偶然将士と再会する。気さくに話しかける将士に心を許した真帆は、初めて自分の名前を教える。将士は自分の腕時計を真帆に渡すと、来週の同じ日、同じ時間にここで待っている、と告げて、去っていく。
東京の将士の店では、金沢へ頻繁に行く将士を、母親のいよりが不審に思っていた。そこへ、澪が仕立て上がった着物を届けにくる。澪は仕立物をしながら、沢木家で1人、暮らしていた。
1週間後、真帆は将士の待つパーラーへは行かなかった。すると、将士は買い付けと称して、水上家の工房へ押しかけてくる。真帆は憮然とするが、将士の好意が嬉しくもあって…。
東京の将士の店では、金沢へ頻繁に行く将士を、母親のいよりが不審に思っていた。そこへ、澪が仕立て上がった着物を届けにくる。澪は仕立物をしながら、沢木家で1人、暮らしていた。
1週間後、真帆は将士の待つパーラーへは行かなかった。すると、将士は買い付けと称して、水上家の工房へ押しかけてくる。真帆は憮然とするが、将士の好意が嬉しくもあって…。