母親失格
対立する母親
子どもを産みたい、と言い出した千弘に対して、弘美と千賀子の意見は対立する。千弘の望みを尊重したい、という弘美。一方、千賀子は千弘の身体や将来のことを考えると産まないほうがいい、と譲らない。そんなとき、拓郎が千弘に会いにくる。父親になる自信が持てない拓郎は、子どもを処置してほしい、と千弘に頭を下げる。千弘は自分と子どものことは忘れてくれていい、と気丈にふるまい、拓郎と別れの握手をする。弘美は医師から千弘の出産の危険性を知らされ、自分の考えに迷い始める。千賀子は千弘に強制的に手術を受けさせようと、千弘を柊家へおびき出す。