弘美に家から閉め出された千弘が、高熱で倒れる。慎一は千弘を不憫に思うが、弘美はどうしても千弘を許せない。夜、まだ熱の下がらない体で、千弘は倉本家を出ていく。すると、若い男に声をかけられ、連れ去られそうになる。偶然通りかかった拓郎が千弘を助け、自分のアパートまで連れていく。翌朝、拓郎から倉本家に連絡が入る。慎一、千賀子、そして弘美もアパートへ駆けつける。
　が、弘美はどこかの部屋から聞こえてきた赤ん坊の泣き声に心をかき乱され、その場から立ち去る。弘美が迎えに来ないのを知った千弘は、千賀子の胸で泣きじゃくる。