母親失格
深夜の訪問者
千弘が家出した夜、保が弘美に会いにくる。千賀子から千弘と暮らすことを聞いて、心配になったという。その深夜、弘美は誰かが店のドアを叩く音を耳にする。千弘かと思って飛び出すと、そこにいたのは清美だった。悪びれた様子もなく、再び金の無心をする清美に、弘美は唖然とする。まもなく、康代が退院。が、借金問題などで弘美との間はぎくしゃくする。疲れ果てた様子の弘美の姿を、千弘が物陰からこっそり見ていた。弘美を早く助けてほしい、と千弘は千賀子に頼む。すると千賀子は、千弘にある取り引きを持ちかける。