母親失格
14年分の嘘
弘美は千弘に出生の真実を告白する。千弘は家族を騙し続けてきた弘美を許せず、再び家を飛び出す。泣きながら海辺まで来た千弘は、混乱した状態のまま海へ入ろうとする。そのとき、背後から声をかける者が…。輝夫だった。千弘は輝夫に連れられて、千賀子の店へ行く。千賀子は千弘に、十四年前、弘美が自分への嫉みから千弘を連れ去ったように語る。そして、ここで一緒に暮らそう、と切切と訴える。千弘が千賀子のもとにいるのを知った慎一は、千弘を返してくれるよう千賀子に頼む。が、弘美は、千弘のことをよろしく頼む、と千賀子に頭を下げる。