セレブと貧乏太郎
さよなら父ちゃん
その日は、美田園アリス(上戸彩)にとって久しぶりの休日。『ラブ・アリス』の社員旅行なのだが、アリスは参加せず、1人で過ごすと郡司康夫(風間杜夫)に宣言してゆったりと朝食をとっていた。そこに突然、継母の真紀子(若村麻由美)が現れ、美田園ホールディングスの経営が全て自分に委譲されたと宣言。もはや『ラブ・アリス』も自分の支配下にあり、アリスも雇用者のひとりに過ぎないと言い放つ。もちろん、アリスは面白くないのだが反論も出来ず、郡司を連れて社員旅行に出かけることに。部屋を出て行くアリスに向かい、真紀子は佐藤太郎(上地雄輔)も解雇すると追い討ちをかけた。
郡司とともに、集合場所に現れたアリスを見た社員たちは戸惑う。実は、この社員旅行には、参加したことのないアリスは知らない大きなイベントがあったのだ。イベントの内容を知る郡司は、アリスに社員旅行のルールは守るという誓約書を書かせる。
その頃、借金の取立てが厳しくなり、家財道具が差し押さえの紙だらけになった佐藤家で、この苦難を乗り越えようと太郎と子供たちが一丸となっているところに、真紀子がやって来る。2度とアリスの前に現れるなと、太郎の目の前に札束を置く真紀子。受け取れないと突っぱねる太郎に、真紀子は運転手も今日限りでクビだと伝える。さらに、真紀子は自分に逆らうと家も子供も町も…太郎に関わるもの全てを失うことになると脅して去って行った。
『ラブ・アリス』の面々は温泉旅館に到着。ゴージャスなリゾートホテルを想像していたアリスは早くもがっかり。そんなアリスや社員たちに、クジが配られた。当たったのは、アリス。このクジに当たったら、旅行の間中、みんなの召使いにならなくてはいけないのがルール。
太郎と子供たちが、パン屋で非常食のパンの耳をもらっていると、戸川誠一(酒井敏也)が血相を変えて飛んできた。なんと、佐藤家に火の手が。幸いボヤ程度で済んだのだが、家の中は水浸しで住める状況ではない。しかも、消防員の話によると放火の疑いもあると言う。『だるま』では、安田啓一(山下真司)がしばらく自分の家にいるよう勧めるのだが、太郎の脳裏には真紀子に言われた言葉がひっかかる。仲間たちに迷惑はかけられないと、太郎は子供たちを連れて公園で暮らすことにする。
一方、社員たちの召使いとなったアリスは、佐藤家のことを知るすべもなく、みんなの荷物運びや、食事の配膳までやらされる始末。風呂焚きもやらされていると、脱衣所から幸子(国仲涼子)の悲鳴が。慌てて駆けつけると、下着が盗まれたと言う。こんなところから、早く帰りたいと根を上げるアリスに、地元の駐在は熊が出るので夜はやたらに出歩くなと忠告。社員たちの宴会は、まさに無礼講。召使のアリスは、言われ放題。宴会場から裏庭に逃げ出したアリスの肩を叩く者が…。と、振り返ると熊だ。アリスは失神してしまう。
アリスが目覚めたのはロビー。運び込んだのは、アリスを探して訪ねて来た後藤田司(柏原崇)だった。後藤田は、知らせたいことがあったと太郎と真紀子の経緯、佐藤家の火事のことを話す。話を聞いたアリスの顔が青ざめ…。
公園で暮らす佐藤家には限界がきていた。子供たちは、学校や保育園でホームレスと馬鹿にされ、二郎(小林海人)は発熱で倒れてしまう。そこに現れた真紀子。太郎は、子供たちを助けてもらうためと、ついに真紀子の提案に乗ってしまった。
郡司とともに、集合場所に現れたアリスを見た社員たちは戸惑う。実は、この社員旅行には、参加したことのないアリスは知らない大きなイベントがあったのだ。イベントの内容を知る郡司は、アリスに社員旅行のルールは守るという誓約書を書かせる。
その頃、借金の取立てが厳しくなり、家財道具が差し押さえの紙だらけになった佐藤家で、この苦難を乗り越えようと太郎と子供たちが一丸となっているところに、真紀子がやって来る。2度とアリスの前に現れるなと、太郎の目の前に札束を置く真紀子。受け取れないと突っぱねる太郎に、真紀子は運転手も今日限りでクビだと伝える。さらに、真紀子は自分に逆らうと家も子供も町も…太郎に関わるもの全てを失うことになると脅して去って行った。
『ラブ・アリス』の面々は温泉旅館に到着。ゴージャスなリゾートホテルを想像していたアリスは早くもがっかり。そんなアリスや社員たちに、クジが配られた。当たったのは、アリス。このクジに当たったら、旅行の間中、みんなの召使いにならなくてはいけないのがルール。
太郎と子供たちが、パン屋で非常食のパンの耳をもらっていると、戸川誠一(酒井敏也)が血相を変えて飛んできた。なんと、佐藤家に火の手が。幸いボヤ程度で済んだのだが、家の中は水浸しで住める状況ではない。しかも、消防員の話によると放火の疑いもあると言う。『だるま』では、安田啓一(山下真司)がしばらく自分の家にいるよう勧めるのだが、太郎の脳裏には真紀子に言われた言葉がひっかかる。仲間たちに迷惑はかけられないと、太郎は子供たちを連れて公園で暮らすことにする。
一方、社員たちの召使いとなったアリスは、佐藤家のことを知るすべもなく、みんなの荷物運びや、食事の配膳までやらされる始末。風呂焚きもやらされていると、脱衣所から幸子(国仲涼子)の悲鳴が。慌てて駆けつけると、下着が盗まれたと言う。こんなところから、早く帰りたいと根を上げるアリスに、地元の駐在は熊が出るので夜はやたらに出歩くなと忠告。社員たちの宴会は、まさに無礼講。召使のアリスは、言われ放題。宴会場から裏庭に逃げ出したアリスの肩を叩く者が…。と、振り返ると熊だ。アリスは失神してしまう。
アリスが目覚めたのはロビー。運び込んだのは、アリスを探して訪ねて来た後藤田司(柏原崇)だった。後藤田は、知らせたいことがあったと太郎と真紀子の経緯、佐藤家の火事のことを話す。話を聞いたアリスの顔が青ざめ…。
公園で暮らす佐藤家には限界がきていた。子供たちは、学校や保育園でホームレスと馬鹿にされ、二郎(小林海人)は発熱で倒れてしまう。そこに現れた真紀子。太郎は、子供たちを助けてもらうためと、ついに真紀子の提案に乗ってしまった。