第6回 2008年11月18日(火)放送 あらすじ

ニセアリス大爆発

 父の總一郎が倒れたと知り、ニューヨークへ旅立った美田園アリス(上戸彩)。だが、出迎えたのは継母の真紀子(若村麻由美)だけだった。真紀子によると、總一郎は風呂で倒れただけで、すでにロシアに発ったとのこと。肩透かしを食らったアリスに、真紀子は總一郎が引退を決めたと告げ、美田園ホールディングスの実権は自分が掌握したと宣言した。
 真紀子の発言に腹立たしさを感じるアリスは、帰国の機内で日本のファッション界に異変が起きていることを知る。アリスさながらのセレブ界からのファッションリーダー、ジェシカ(村川絵梨)の登場だ。
 ジェシカが率いる『ラブ・ジェシカ』ブランドは、日本で空前のブームをもたらしていた。アリスは佐藤太郎(上地雄輔)に空港で迎えられるが、偶然にもジェシカと鉢合わせ。しかも、その背後には後藤田司(柏原崇)が控えているではないか。ジェシカは、後藤田は渡さないとアリスを挑発して去っていく。
 マスコミでももてはやされるジェシカ人気に不機嫌なアリス。そんなアリスにアルム公国大使館から連絡が入った。早速、大使館に向かったアリス。出迎えた大臣(市川勇)は、アリスに公国のプリンセス、クララ(アヤカ・ウィルソン)の社交界デビュー用のドレスをデザインして欲しいと依頼。大臣の側にいた雑誌編集長は、デザイン決定までの流れを自分の雑誌で特集すると言う。つまり、ドレスはデザインコンペによって決定されるのだ。コンペの相手はジェシカ。現れたジェシカは、またもアリスを挑発。コンペに参加することとなる。
 ジェシカの過激な挑発は続く。なんと『ラブ・アリス』の主力社員の引き抜きにかかったのだ。情けないことに、優遇を提示された社員たちは次々とジェシカの下に行ってしまう。
 大使館では、大臣によるドレスコンペのオリエンテーションが行われる。ヨーロッパの貴族らしい気品あるドレスを希望する大臣にジェシカは大乗り気。アリスは居合わせたプリンセス、クララの希望を尋ねる。しかし、クララはアリスのどんな問いかけにも答えようとしない。
 一方、太郎はジェシカの背後にいる後藤田に、どうしてアリスを守らないのかと迫っていた。だが、後藤田は自分とアリスの関係は太郎には理解できないと答える。そして、気になるのならば太郎がアリスを守れば良いと言い放った。
 『だるま』に行った太郎は、安田幸子(国仲涼子)にアリスと後藤田の関係が分からないと愚痴る。すると幸子は、2人の間に何かのすれ違いがあったのではないかと推測。太郎は幸子の勘の鋭さを褒め、経験でもあるのかと聞く。だが、幸子が答えられるはずもない。そんなやりとりを見ていた啓一(山下真司)は、呆れ顔。
 アリスとジェシカのコンペ対決は、記者発表も行われて本格化。すでにデザインの構想を得た様子のジェシカに対して、アリスは一歩遅れてしまう。雑誌が行う人気投票やテレビの街頭インタビューでもジェシカがリードしていく。社員を奪われたアリスは、ひとりでデザインを進めるしかなく、着想もなかなか浮かばない。そんな時、太郎は商店街の仲間たちとアリスの応援に駆けつける。だが、イライラするアリスは仲間たちにひどい言葉を浴びせてしまった。太郎はアリスに、素直に喜べば良いとたしなめる。ほっといて欲しいと突っぱねるアリスだが、その心には5年前後藤田に言われた同じ言葉が響いていた。
 構想に戸惑うアリスは、もう一度クララを訪ねた。そこで、大人しそうなクララの意外な一面を知る。アリスが会社に戻ると幸子がやって来た。手伝いなら断ろうとするアリスに、幸子は社員として仕事に来たと言う。2人でデザインを進めていると、幸子は太郎の子供たちの服を繕っていることをアリスに話す。幸子の話と、クララの意外な面から、アリスはようやくデザインの着想を得て…。

キャスト

美田園アリス(23) … 上戸 彩

佐藤太郎(30) … 上地雄輔

安田幸子(29) … 国仲涼子
後藤田 司(31) … 柏原 崇
大野 緑(35) … 三浦理恵子
公文 晃(38) … 宅間孝行
江原まなみ(28) … 中山 恵
市井 静(25) … 上野なつひ
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坂本丈二(30) … 田村 裕(麒麟)
坂本和樹(14) … 黒木辰哉
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美田園真紀子(42) … 若村麻由美
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安田啓一(53) … 山下真司
郡司康夫(55) … 風間杜夫

スタッフ

■脚本
 徳永友一

■企画
 後藤博幸(フジテレビ)
 成河広明(フジテレビ)

■プロデュース
 土屋 健(共同テレビ)

■演出
 松田秀知(共同テレビ)
 石川淳一(共同テレビ)
 佐藤源太(共同テレビ)
 北川 学(共同テレビ)

■音楽
 山下康介

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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