今から3年前、一組の夫婦が誕生した。
昔から変わらぬオトコの評価基準である“仕事ができる”を、大幅にクリアしている人気構成作家“鈴木おさむ”は、そんな価値観の変遷を細木数子並みに見据えていたのかどうかは知らないが、今まで数々付き合った見た目だけの薄っぺらいオンナ達を生涯の伴侶には選ばなかった。
そう、かいつまんで言うと“ブス”を嫁にもらったのだ。それもただのブスではない、体重80キロのガッツ石松似のブス・森三中“大島美幸”を。
周りを驚愕させたこの夫婦の素敵な“おのろけ”話は『ブスの瞳に恋してる』というタイトルで“鈴木おさむ”の手によりマガジンハウスから刊行され、5万部を超えるベストセラーとなっている。読まれた方ならおわかりだろうが、この二人はお互いの価値観を認めながら高めながら本当に愛し合っているということが、数々のエピソード(下ネタ多し)を通して面白おかしく、でもヒシヒシと伝わってくる。そして旧約聖書以来、語られることのなかった究極の“愛のカタチ”をそこに見出すことができる。
今はまだ、女性の価値を見た目だけで判断する人が多い時代である。
だから、本書には書かれてはいないが、二人がそうなれるまでにはきっといろんなドラマがあったのだろう。いや、あったに違いない。
だから、この夫婦が結婚するまでの道のりをテレビドラマにしようと思う。
女性を見た目だけで判断するオトコ達、その基準だけを必死にクリアしようとするオンナ達の中で、唯一無二の真実の愛のカタチにたどりついた二人の物語を。
未来を見据えた二人の愛の軌跡を。
そして、世の中の人達にこう言いたい!
これからは“ブス”の時代なのだよ!と。