安宅家の人々
命の恩人
自分のせいで事故に遭った久仁子のために、宗一は、自分の血を全部あげる、と輸血を申し出る。迅速な輸血が功を奏して、久仁子は危険な状態を脱する。それでもまだ意識の戻らない久仁子のそばに、宗一は寝ずに付き添う。そこへ、稔が現れ、「お前がいると、久仁子が不幸になる」と、宗一を病室から追い出す。久仁子父・宇田川に会った稔は、自分は久仁子の恋人だ、と宣言。久仁子と宗一の結婚話に憤慨する。稔の言葉にショックを受けた宗一は、伊豆の学園に帰ることを決意。久仁子の指輪をそっと病室へ返しにいく。
半月後、久仁子が退院。宗一が学園に帰ったことを知り、驚く久仁子。
半月後、久仁子が退院。宗一が学園に帰ったことを知り、驚く久仁子。