安宅家の人々
誘惑
玉木が、雅子に会わせる、と言って宗一を連れ出し、安宅家の通帳やホテルの権利書などを盗みだす。今は人手に渡ってしまった元の自分の店を訪ねた玉木は、宗一を利用して、その店を買取ろうとする。そこへ、雅子が現れ、宗一を保護。父親の不始末を久仁子に土下座して謝る。が、玉木は、雅子を不幸にした安宅家の人々への謝罪を拒否。怒った雅子は玉木と親子の縁を切る。ショックを受けた玉木は自殺を図ろうとする。玉木の再起を願う譲二は、佳恵の店の権利書を玉木にさしだす。一方、父親を追いつめたことで自分も深く傷ついた雅子は、ある決意を持って仁美に会いにいく。