安宅家の人々
母の手紙
家族を捨てたさきをずっと憎んでいた久仁子に、宗一がさきの久仁子への愛情を示すエピソードを打ち明ける。胸がいっぱいになった久仁子はさきの胸に飛びこむと、赤子のように声をあげて泣く。久仁子はさきに宗一との結婚生活の苦しみを語る。宗一は雅子を愛しているから、自分たちの子どもはあきらめるしかないと…。その久仁子の訴えを、宗一がそっと聞いていた。その夜、子どもたちと同じ部屋に泊まったさきは、翌朝、手紙を残して黙って出ていく。
宗一が突然、夫婦だから子どもを作ろう、と久仁子に抱きついてくる。宗一なりに家族の幸せを考えたのだが、久仁子の答えは…。
宗一が突然、夫婦だから子どもを作ろう、と久仁子に抱きついてくる。宗一なりに家族の幸せを考えたのだが、久仁子の答えは…。