安宅家の人々
揺れる心
佳恵のもとに身を寄せる久仁子を、雅子が訪ねてくる。久仁子は宗一に無償の愛を捧げられる人だ、ときりだした雅子は、宗一も久仁子を待っているはずだから帰ってきてほしい、と訴える。心が揺れる久仁子。久仁子と宗一は互いに必要としているから、もう1度やり直してほしい、と仁美も久仁子の背中を押す。
その夜、久仁子は心の整理をつけるために、聖母の絵のある伊豆の山小屋へ行く。すると、絵がなくなっていたので、悄然とする。翌朝、山小屋で久仁子が目を覚ますと、宗一の笑顔がそこにあった。聖母の絵と一緒に寝ていたという宗一は、久仁子は自分の愛する人だ、と…。
その夜、久仁子は心の整理をつけるために、聖母の絵のある伊豆の山小屋へ行く。すると、絵がなくなっていたので、悄然とする。翌朝、山小屋で久仁子が目を覚ますと、宗一の笑顔がそこにあった。聖母の絵と一緒に寝ていたという宗一は、久仁子は自分の愛する人だ、と…。