安宅家の人々
当主の挨拶
宗一の祖父の法要が安宅家で行われる。何度練習しても当主としての挨拶ができない宗一に、苛立つ久仁子。そのうえ、宗一が自分勝手に祭壇を飾ってしまったので、久仁子の怒りが爆発する。落ちこむ宗一を、雅子がやさしく慰める。法要が始まり、焼香の仕方もわからない宗一に、親戚たちの冷たい視線が集まる。居たたまれなくなった久仁子は宗一を無視して、自分が挨拶をする。親戚たちが、譲二が当主になったらどうかと言いだす。当主はあくまでも宗一だ、と譲二は主張。わざと宗一に当主の挨拶をさせる。果たして、宗一は滞りなく挨拶をする。嬉しくてはしゃぎ回る宗一。久仁子は周囲の目を気にして…。