嵐がくれたもの
台風襲来
東海地方に大型の台風が接近。警察署内で電話交換業務に従事する節子だが、順子がどうしているか心配でしょうがなかった。明日朝一番で大吉と静子に謝りに行こうと考えていた。
一方、恭平は順子をおぶって龍太郎の家へ。東京から訪ねてきた宗助が、百合子との結婚を受けてもらうよう龍太郎に土下座してまで頼んでいた。恭平も両親の名誉のため、告発を取りやめてもらおうと土下座するが、龍太郎は相手にしない。
とうとう交換室にも沢山の水が流れ込んできた。もはや限界で「お繋ぎできるのはこれが最後です」と節子もその場を離れるしかなかった。警察署内は浸水で行き場を失った住民であふれていた。
その頃、恭平は停電の中、床に倒れた龍太郎を呆然と見下ろしていた。その一時前に…。そして、濁流が押し寄せる…。
一方、恭平は順子をおぶって龍太郎の家へ。東京から訪ねてきた宗助が、百合子との結婚を受けてもらうよう龍太郎に土下座してまで頼んでいた。恭平も両親の名誉のため、告発を取りやめてもらおうと土下座するが、龍太郎は相手にしない。
とうとう交換室にも沢山の水が流れ込んできた。もはや限界で「お繋ぎできるのはこれが最後です」と節子もその場を離れるしかなかった。警察署内は浸水で行き場を失った住民であふれていた。
その頃、恭平は停電の中、床に倒れた龍太郎を呆然と見下ろしていた。その一時前に…。そして、濁流が押し寄せる…。