子供たちに怖い思いをさせたくない節子は、菅原に人質に取られていることを賞品付きのゲームだと子供たちに説明する。それを聞いた二人は張り切る。ゲームには加代が審判員として入ることに。百合子は今まで目が見えないことを不幸だと考えたことはなかったが、娘たちが危険な目に遭っているのに何もできない自分が憎らしかった。
　命に代えてでも亜弓を守るという百合子に、節子は子供のために母親が命を失っては、子供のその先の人生に対して無責任だ、と冷たく言い放つ。